大和但馬屋日記

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具現化

この様に形にして頂いて、心より感謝します。私の提示した方法論を余すところなく理解して頂けたやうで嬉しい。もちろん、本来なら私自身がこれをすべきだつたのだが。

ずっと真面目にコツコツとツリー化してきた人とかには、今まで手を掛けて育ててきたのが、チャラになっちゃうし、賛成しないだろうなあ。

私が現行のキーワードシステムの運用に憂慮すべき点があると指摘するならば、まさにそこなのだ。
キーワードがずっと真面目にコツコツとツリー化してきた人、つまり「妖精さん」の所有物になつてゐることが暗に認められつつある。実際、ツリーを動かすだけで揉め事が起こる現実がある。それが面倒だからキーワードの編集に手を出したがらない人もゐる。「ずっと真面目にコツコツと」行動すれば、その内容の妥当性に優先して行動の方が評価されてしまふ。正直、妖精さんのすることに信を置けないことがあつても、せいぜい日記で愚痴が出る程度。先日来、「妖精さん」に対して主に批判的な見解を述べてきたのは、かうした現状が間違つてゐると考へたからだ。
だから、キーワードはなるべく手着かずのままにしておいて、各人が欲しいものだけ収集するのが本道だらうと主張してゐる。
ツリーを育てる動機が何なのかはわからないが、恐らく「未分類のまま」「Aの下にBがある」などと言つた状態が気持ち悪いといふのが根元的なところだらう。申し訳ないが、その動機は尊重に値しない。全ての人の「気持ち悪い」に配慮したルールを策定することは絶対に無理なのだから。
だから、集合理論にのみ基いた現行のルールを遵守し、あとはユーザーが好きな様に運用する。今からでも遅くないと思ふのだ。

実行に際して

もう少し議論が進んで、「やつてみたら?」といふ流れになれば(といふか「すべきでない」といふ有力な反対がなければ)、言ひ出しつぺとしても着手すべきだとは思ひます。その場合でも、トップダウン式に進めるのはたぶん不可能なので、末端のジャンルから整備されていくでせう。
基本はあくまで「やりたい人の必要に応じて」です。誰かが手分けして端から順に、といふ一大事業を目指すつもりは私にはありません。最終的に分類用キーワードを一掃できたらいいなあ、といふのは単なる願望です(目標にする意義はあるだらうが)。