大和但馬屋日記

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連休も終ることだし帰るかと、衣類等を詰めたリュックを宅配便で発送してから京都に向けて漕ぎ出した。国道一号線が第二京阪道に付換つてから、拍子抜けするほどイージーになつたな。走り足りないので三条から蹴上、山科を経て逢坂山越えで大津へ。京津線ルートである。大津に着いてもまだまだ行けるので草津かその先へ、と色気を出して野洲まで行つた。これが拙かつた。

そろそろ野洲に近付いた、といふ気の緩みはあつたのかもしれない。交叉点で信号待ちをして、青になって走り始めたその先で、駐車場から出ようとしてゐる車があつた。流石にこつちを見てゐるだらうと高を括つてそのまま進んたら、向うは右折するつもりで反対車線しか見てゐなくて、見事に横からヒット。派手に転んでしまつた。すぐに起上つて身体のダメージをチェックした。左の脛にごく軽い打身の痕がある外は特に何もない。自動車を運転してゐた主婦とその娘さんが出てきて声を掛けてくるも、とりあへず動転した気持ちを落着けるまで身振りで制して、改めて身体に異常がないかを確認した。外傷はないし骨も異常はない、普通に転んだだけの様だ。
自転車を起して車体チェック。ハンドルのステムが斜めになつてゐる。前のホイールは回らない。後ろは何ともない。外れたチェーンを戻せばホイールに振れも出てゐない。取敢ず判るのはそれだけだ。身体に怪我がないので殊更に大事にすることもないと思つたが、ともかくも走れないのでその車で野洲駅まで運んでもらひ、駅前の交番に出頭した。警察もこちらに怪我がないので事情聴取のみで現場検証もなく、「ぢやあ事故証明出すんで後は保険なり何なりそちらでよろしく」で終了。楽な仕事もあったものだ。まあその方がこちらも気は楽だが。自転車の損傷具合を見てから相手に報せるといふことでその場をバラして、電車で帰宅した。
帰つてから歪んだステムを真直ぐに直して、ホイールを鉄下駄に換へてローラーを回してみた。特に異常はない様だ。カーボンフォークを金属で叩いてみてもクラックが入つた様な音はしないし、後輪も真直ぐ回つてゐる。買つたぱかりのホイールが、スポークの調整だけで直るかどうかは判らないのでショップで見て貰ふしかない。休みの最後にケチが付いてしまつて何とも残念ではあるが、良くも悪くも堪能してしまつたとは言へよう。