大和但馬屋日記

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半日かけて「アイドルマスター2」を進めた。4週目から、アイドルアカデミー大賞のノミネート基準の判定週となる36週目まで。IA選考に残つて糠喜びをする我がユニット「すあま」の面々を眺めながら中断。

これ、本当によくできたゲームだよ。ただただ面白い。かういふ言ひ方をすると何だが、ゲームの出来としては前作とは比べ物にならないと思ふ。前作はアーケード版由来の粗削りな部分をプレイヤー側の「納得力」で補つて成立してゐた部分が少なくなくて、それを乗越えた「選ばれし紳士」によつて支へられてきたと言つてよからう。だからこそ根強いのだけれども、少なくともワシは選ばれた方ではなかつた。今回も入り込めるかどうかは正直心配だつたのだが、杞憂であつた。竜宮組がプロデュースできないことの是非はさておき、この構成の見事さには目を見張るしかない。良いところを挙げたらキリがないのでそれは今後小出しにするとして、百点満点で千点あげるよ。
とりあへず良いところを一つ挙げるとしたら、どうだらう。声の代つた雪歩の歌が凄い。合唱時に、他と溶けあはずに違ふ方向から聞えてくる様な独特の存在感を持つた声質で、全体の厚みが増す感じに聞える。前の人がどうかうといふ話では全くなく、いい声の人が加はつたと思ふ。なんて、いきなり「ゲームの面白さ」とは違ふ話から始めてしまつたが、さういふ所も含めて色々なところでトータルの完成度の底上げが為されてゐるといふことを示す、ほんの一例。