■ [GP][2008][europe]2008年第12戦ヨーロッパGP決勝
晴れた。
スタート、上位三台はスムーズに出た。ライコネンはコバライネンに抜かれて順位を一つ下げる。ベッテルは順位を守った。四・五コーナーのクランクで中嶋がアロンソに追突、両車ウイングを失う。アロンソはピットで長療治。そしてリタイア。
マッサとハミルトンの差が開きつつある。三秒離れるともう前走車は壁の向う。ストリートは視界が悪いな。
八周目、クビサのタイムがガクッと落ちてピットと交信。「問題あるのか?」云々。しかしタイムは次の周に戻った。これで七番手トゥルーリまで団子になった。タイム見たらライコネンよりベッテルの方が速いな。
十五周目、マッサが先陣を切ってピットイン。ライコネンの前、四番手に復帰。
十七周目、ファステストをマークしたハミルトンがピットイン。マッサの前に立つことはできなかった。ベッテルも同じ周にピットへ。
十八周目、クビサ、ライコネン、ブルデーがピットイン。ライコネンは多めに給油。
二十周目、トゥルーリがピットイン。ライコネンの後ろに復帰。コバライネンも入って、ライコネンに合せた量を給油した。
二十三周目、ハイドフェルドがピットイン。これで上位はグロックのみが引張って五番手。あと五周頑張って一回ストップとか考えてるのかな? ピットとタイヤのコンディションについて交信。
二十九周目、ウェバーとフィジケラがピットイン。やはり一回ストップか。
三十一周目、グロックがピットイン。九番手で復帰、六位は狙えるいい位置だな。
三十四周目、ピケがピットイン。これで全車が一回目の作業を終えた。後方には一回ストップ勢も多く見られる。
三十八周目、マッサが二回目のピットイン。作業を終えて発進したところへスーティルがやって来てあわや接触寸前。これはピットが悪い。事故には至らなかったが当然審議対象に。
四十周目、ハミルトンとベッテルがピットイン。四十一周目クビサ。
四十三周目、スーティルがクラッシュ。これを見てかどうか、ライコネンとコバライネンが同時にピットイン。そしてまたトラブル。給油ノズルが抜ける前にライコネンが発進してしまい、ピットクルーが巻込まれた。ストレッチャーで運ばれるスタッフ。
そんなフェラーリに天罰が下ったか、ライコネンのエンジンがブロー。前戦ハンガリーでマッサを襲ったのと同じトラブル。尚、マッサへの審議の結果はレース後に通達される。
フェラーリはロリポップを廃止して独自の信号機をピットに設けているのだが、二度のトラブルの原因がこれにあるのだとしたら禁止されるかもしれないなあ。どこで誰が見ていてシグナルを出しているのかもわからんし。まさか合議制のスイッチになってないとか?
トゥルーリの交信が出ると「ああ、レースも終りだなあ」と感じる今日この頃、今回は「ベッテルに注意しろ」との指示。なんかテレビの演出もわざとやってるんじゃないか。
事前の予想に反してセーフティカーが出ることもなく、五十七周のレースを終えてマッサが最初にチェッカーを受けた。マッサ自身はよくやった、しかし審議対象のままなので喜べるかどうかは分らない。以下順位だけ並べるとハミルトン、クビサ、コバライネン、トゥルーリ、ベッテル、グロック、ロズベルグまでが入賞圏内。完走は十七台だった。順位を守ったベッテル、一回ストップを見事活かしたグロックが良かった。トロロッソはブルデーも十位に入り、レッドブルを完全に上回ったのがすばらしい。
次はベルギー。マクラーレン有利とも言われているが、さて。
追記
三十八周目のマッサの危険なピットアウトに関する審議は、罰金ということで処理された。随ってレース結果に変動はない。