大和但馬屋日記

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格好良いつちやかういふことね

yms-zun2005-07-21

ヒミコの尻。先頭部からここまで随分頑張つて松本的造形を実現してきたが、やはり法令には勝てない。尾部に救命具(橙色の浮輪とその両脇のタンク状の収納ケース)を備へねばならず、そればかりか日の丸まで掲示されてゐる。日の丸の是非はさておき、全体のデザインから見れば台無しといふ見方もできるだらう。
しかし、オレはかういふ理想と現実の折合ひを何とかつけようとして叶はなかつたと言ひたげなディテールが大好きだ。ここを変に作りすぎて、ヤマトの尾部のエンジンノズルの様な、現実には全く意味のない造形物が取付けられてなくて良かつた。この後ろ姿を見て、オレはこの船を本気で格好いいと思つたのだ。
分るかなあ。まるこす先生なんかは「えー」と言ひさうだ。
あと、よく見たら屋根のアンテナ形のパーツは折畳まれてゐる。たぶん低い橋をくぐらねばならない隅田川では畳んでおいて、東京湾に出たら立上がつてマツモトアンテナの形になるのだらう。涙ぐましいではないか。

おもちショー

おもちが腐るともつたいないですね。
セガトイズのブースではホームスターの実演があつた。投影される星の数は星の数ほどもあつてすごいけれど、あまりに凄すぎて最初は一枚の写真を見てゐるやうにしか感じられなかつたり。徐々に目が馴れてくると奥行きが感じられて「おおおッ」となるのだけど。あと、やはりそれなりの広さの部屋は必要かな。投影面が目に近すぎると等級の大きな星が「大きい丸」にしか見えないかもしれない。ともあれ「家庭用メガスター」の名には恥ぢないと思ふので、お好きな方は是非。
家からビッグサイトまで水上バスで行かうかと思つたが時刻を調べてみたら日の出桟橋での乗継ぎが悪すぎたので断念した。お台場からゆりかもめにすればよかつたかな。