大和但馬屋日記

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妖獸傳

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ニンテンドーSwitch向け「アーケードアーカイブス 妖獣伝」。アイレムが作つた、髭面のオヤジを操作する古代風ファンタジーシューティング。内容はカプコンの「戰場の狼」と「アレスの翼」を足して五で割つてしまつた樣な感じ。アイレムの創業者が追はれて新たに作つた會社がカプコンであるといふ經緯を考へると何とも複雜な氣持になるゲームだ。「一九八六年のシューティングゲームといへば」なんて話の振りの後にまづ擧がることのない、マイナーではないが地味なゲーム。ゲーセンのモブゲーとして典型的なタイトル。「R-TYPE」で化ける直前の、如何にもアイレムらしいゲームだと思ふ。そんなゲームが今の最新機種で遊べてしまふのだから味はひ深い。今遊んでもつまらなくはないが取立てて語ることもない。クソゲーであった方がまだ記憶にも殘つただらう。
哀愁を帶びた音樂は惡くないがゲーム中のBGMは一曲しかなく、ボス曲すらもない。もう世の中には「グラディウス」や「沙羅曼蛇」や「ファンタジーゾーン」がある中でのこれ。堪らない地味さ加減である。