大和但馬屋日記

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シンガポールGP決勝

一日經つてみれば雨、タイヤ選擇もインターミディエイトとウェットで半々に分れる程のコンディションで迎へたシンガポールGPのスタートは近年稀に見る酷い混亂を伴つた。
スタート直後、二番手フェルスタッペンの出足が惡く後方からライコネンが前に出て幅寄せする形になり接觸。彈かれたライコネンは先頭のベッテルの横腹を叩きながらスピンしてコーナーを横斷し、改めてフェルスタッペンに横から衝突して二臺共にリタイアに。この二臺の外側には今シーズン最高のスタ一トを見事に決めて前に出てしまつた不運なアロンソが居て、巻添へを喰つてスピン。そのままアロンソは走り續けるも、やはり深刻なダメージを負つた爲にリタイアとなつた。
先頭を行くベッテルライコネンに強く蹴られた横腹から漏れ出す冷却水に自らタイヤを滑らされてクラッシュ、リタイア。
一連のアクシデントでセーフティカーが出動し、その後も序盤から中盤にかけて事故が相次ぎ合計三度もセーフティカーが出た爲に、レースは規定周回數を滿たせず二時間ルールの適用で打切られた。
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終結果、パーマーがトップに居るのはテレメトリのトラブルであつて實際は八位。八臺ものマシンが消え、ハミルトンにとつては豫選結果からは思ひもよらないボーナスステージとなつた。今季ここまでのシーズンの流れを再現してゐる樣でもあり、おそらくは今回のことをフェラーリは最後まで悔やむことになるのだらう。