大和但馬屋日記

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スプラトゥーン」新ステージのモンガラキャンプ場。自陣と敵陣が川を挟んで平行に対峙する構造になつてゐて、相手側に行くには敵陣に近い方まで進んで飛降りるしかなく、双方を自由に行来できなくなつてゐる。両陣のリスポーン地点近くに大きな水門があり、これが閉ぢてゐる時に限つて水門の扉を塗つて自由に攻め込める様になる。ガチマッチではバトル開始直後に水門が閉まるので実質一方通行ではないが、それでもバトル開始直後に自陣側を行くか、敵陣側を行くかの行動選択をしなくてはならない。ここが問題だ。
ガチマッチのガチエリアルールではガチエリアが川を挟んで向ひ合つてゐる。そこそこ射程のあるブキなら一方の側から反対側のガチエリアを塗り尽すのは難しくないが、短射程のブキでは全然届かない。つまりホットブラスターでは両方のガチエリアをカバーできないので、片方のエリアを守るために立回らなければならないといふことになる。そこでどちらのエリアを取るかといふ選択をスタート直後にする訣だが、実のところこのモンガラキャンプ場に関しては、他マップの分割されたガチエリアに比べて「自陣側」「敵陣側」の差は大きくないのだ。リスポーン地点からの到達時間は自陣側の方が短いけれど、同時制圧の難度に差がある訣ではない。両エリアの同時制圧難度の差は、丘一つ狭むだけのBバスパークよりもさらに小さいと言つてもいい。
ならばこそ、俺は真先に敵陣側を目指したい。今のところ、まだ多くのプレイヤーは自陣と敵陣に意識を縛られ、先に自陣側を固めておかうとする。スタート後に水門を越える為に右へ行くのは所謂「裏取り」的な行動と見做されてゐる。この見方はある意味正しいが、本質的には間違つてゐる。戦略的にここは、シオノメ油田やハコフグ倉庫と同様の「一つのガチエリア」として見るべきで、自陣に近い方を制圧して安心を得ることに意味は殆どないのだ。だから、初動で手薄になりがちな敵側のガチエリアを先に取りに行く。否、向う半分のエリアを塗る敵を狩りに行く。塗るだけなら自陣側から長射程のブキで塗つてくれればいい。さういふ意識で捉へ直してみると、モンガラキャンプ場の少なくともガチエリアルールに関しては、ただ両エリア間を行き来する方法がないだけで、ハコフグ倉庫とほぼ同じ構造なのだ。ハコフグ倉庫で開幕から右通路を降りてガチエリア奥側を横から塗るのと同じ動きで、モンガラキャンプ場では右から奥側陣地を狙つて敵を牽制する。とりあへずこれを今の自分の戦ひ方としてゐる。
そして、右ルートを普通に塗り進んでしまふと敵にも意図がバレバレなので、水門から敵陣までは一切塗らずに歩いて行くのがいい。相手方に目の利くチャージャーが居るとこの手は使へないが、シューターやローラーの人は自陣塗りに気を取られてゐるので手前の壁に隠れるまでは案外近付けるのだ。この手はハコフグ倉庫にも応用できるかもしれないのでやつてみよう、ヒト移動速度アップのギアを沢山つけて。