大和但馬屋日記

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ブレイジングエンジェル2

「ブレイジングエンジェル2」届いた。ちよつと始めてみる。最初のミッションは飛行場上空でのスタント飛行から。ここで基本操作を覚えろと。オプションでコクピット視点に設定しても機外視点にしかならず、をかしいなと思つてゐるうちに墜落して、やり直したらそこでやつと視点が変つた。ちよつとした不具合だな。それはともかく、スタントのミッションをこなしてゐると主人公が自分語りを始めた。数十年前のこの街が初の出撃だつたと。すると突然画面がセピア調になり、周囲にはドイツ空軍の偵察隊と交戦中の友軍機。現役当時の思ひ出の中に投げ込まれ、いよいよ実戦開始。このシームレスな演出は格好いいな。まさに「映画的」だ。燃えるしかないぢやないか。

内容は如何にもなカジュアル操作のフライトシューティング。軽快で機敏な操作感もレシプロ機だから自然に思へて楽しい。姿勢によつて変るエンジン回転数など、押へるべきところは押へてゐる。「降下する」と「加速」は同義なんだな、とか。ジェット機モノなら計器でしか読めない情報が、音と機動で伝はつてくる感じがいいね。つか計器ないし。「ひこうきゲーム」としてかなり楽しい部類に入る。

最初の戦闘を終へていくつか機体がアンロックされたので見てみたら、何故か桜花なんかが入つてて萎えた。ネタでこんなもん入れんなよ。連合国の作つたゲームだから仕方ないとはいへ、敗戦国民にや酷だのう。まあ、現世代ゲーム機におけるドイツ国民の不遇に比べればマシかもしれんが。FPSシミュレーションゲームで敵扱ひされるばかりでなく、そもそも発売すらされないケースも少なくないと聞いた。真偽は知らぬ。