大和但馬屋日記

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平成二十年版「今年のゲーム十選」

昨年一年間に遊んだ中から選んだ十本。

アイドルマスターライブフォーユー!(Xbox360)
熱心なアイマスファン、特にアーケード時代から支へてきた人達からは睨まれることを承知で「L4U」を推す。DLC含む全曲をハードでフルコンボ達成まで遊んでゐるのだから文句は言はせない。俄かには俄かの遊び方がある。ただのファンディスクといふ評価も、自分にとつては「ファンになるためのディスク」といふ意味で正しい。まんまと課金ビジネスのカモにされてしまつた。完敗。
なぜ無印ぢやなくて「L4U」なのかといふと、シミュレーションゲームの好き嫌ひ以前に、アイドルと向合つて苦楽を共にするといふスタイルそのものに馴染めないのだと思つた。自分には「L4U」の傍観者視点が丁度いい。
オメガファイブ(XBLA)
Xbox Live Arcadeが何かの楽園になると期待させてくれるに十分なタイトルだつた。今ひとつ後が続かないのが少々不満ではあるものの、それは「オメガファイブ」自体とは関係ないな。
改めて遊んでみれば、これこそが「R-TYPE」の衣鉢を継ぐ作品として相応しいのではないかと思つた。「〜FINAL」よりはよつぽど。
N+(XBLA)
文脈に遵ふならば、これは差詰め「ロードランナー」の衣鉢を継ぐ作品とならうか。面構成が一々濃密すぎて気軽に遊ぶ訣に行かないところが唯一の難点。
Portal[]
[]Still Alive(XBLA):FPSが好きで「オレンジボックス」を当然の様に購入してゐる人にしてみれば「何を今更」なのだらうが、これがXBLAで配信されて良かつた。
このゲームを遊んで改めて思つたのは、FPSといふものに相対した時に、コンテンツとしての興味は全く沸いてこないものの、FPSの操作システム自体が苦手な訣ではないといふこと。要は、人間に鉄砲向けて撃つのは好きぢやないんだ俺は。「ストラングルホールド」も途中で投げてしまつたしな。倫理的に駄目だと理性レベルで判断してゐるのではなく、もつと根つこの部分で「楽しい」といふ感覚が刺激されてこない。その点、「Portal」は良かつた。針の穴に糸を通す様なエイミングだつて楽しい。もつとかういふ題材のゲームがあればいいのにな。
Aces of the Galaxy(XBLA)
大きい画面とちやんとした音響設備があるならこれで遊ぶといいよ。気持ちいいよ。
GALAGA LEGIONS(XBLA)
折に触れて遊んでゐるのに全然クリアできないな。インサイドXboxの攻略動画でも見るか。
ギターヒーローIII(Xbox360)
左手が動く様になれば最高に面白い。右手はそこまでシビアにならなくてもよい感じ。もちろん極めようと思つたらそんな温いことは言つてゐられないが。同じ音ゲーでもチューニング次第でプレイ感は随分と変るものだ。
ライデンファイターズエイシズ(Xbox360)
発売前からの気合の入り様と、発売された後の気合の空回り具合(アップデートの度にエンバグされてしまふといふ開発者にとつて悪夢の状況)ばかりが印象に残つてしまつたが、今ならそれもすべて済んだこと。360で遊べるシューティングゲームの決定版として楽しめばいいと思ふ。「斑鳩」の件でも思つたが、「アーケード版の完全移植+豪華な追加要素」を百点満点として減点法でしか評価されない家庭用シューティングゲーム界隈は頭がをかしい。残念ながら「RFA」自身がそれに荷担してしまつてゐるし、今後もその風潮は止まらないのだらうが。
Geometry Wars2(XBLA)
点が伸びない―
PowerUp Forever(XBLA)
フォーエバーしないー

全方位シューティング二作は遊べば面白いだけで書くことがない。いいことぢやないか。
選に入りきらなかつたのは次の三つ。

「バンデラ」は結局ゲームとしてではなく音楽ツールとしてしか触れてゐない。ゲームとして詰らなくなつた訣ではないが、DLCメインの構成では燃上るものが無くてな。XBLAの二つは、燃焼速度が早すぎた。プラットフォームの有り様としてそれは正しいが、日を置いて改めて遊ばうとするとまたビギナーに戻つてゐて辛い。長く遊べるゲームを探すのは難しいものだ。
しかし「バンデラ」を外した所為で十作全てがXbox360用のゲームとなつてしまつた。これでいいのかと自問しつつ、それでいけない理由も見当らない。ただ、現時点でWiiを購入してゐないといふことは今後もたぶん買はないだらうなとしか思へなくて、そのことに漠然と不安を感じつつ、さりとて今すぐ買はなくてはならない理由も見つからなくて困つてゐる。「ファミリースキー」は楽しさうだけど。
なほ、ここに挙げたどの作品よりも長時間遊んだのが「Forza2」であることはいふまでもない。今年もたぶんさうなるだらう。