- 出版社/メーカー: サクセス
- 発売日: 2008/05/22
- メディア: Video Game
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主人公はテキーラ刑事といふ、まあ「太陽にほえろ」的仇名に違ひないといふかぜひさうであつてほしい、何ともJPY感漂ふ名前の麻薬捜査官。「天才バカボン」の本官さんかテキーラさんかといふくらゐにトリガーハッピーな方で、何か色々重いものを背負つてゐさうな風体だがそれよりもまづどうやつてここまでの人生を歩んでこれたのかが知りたい。目の前に立つ者を全て射殺してきたんぢやないのかあんたは。面白すぎるよ。
まあ、環境がさうさせたんだらうな、と思ふに至つたのがとあるシーン。独断専行で麻薬製造工場を廃墟にしようと頑張る彼のところに本部からヘリが派遣される。「いいからそこを動くな」と強く命じられた彼を回収するためのヘリの横腹には、何故か巨大な機銃座がセットされてゐるではないか。もう次にやる事は決つてるだらう。あまりの馬鹿さ加減に冗談抜きで笑ひ転げてしまつた。
チョウ・ユンファをモデルにしたCGキャラの演技がよくできてゐる分、ゲーム展開の滅茶苦茶さ加減が腹に来る。ストーリーデモの部分の芝居はちやんとした意味で凄いんだけどね。
ゲームは大雑把なTPS。精密に狙ひがつけられなくても、プレイヤーに有利な要素が多いのでまあ何とでもなる。特にバレットタイムが使へるから、あまり難しく考へて遊ぶこともない。おかげで、いつまでたつても上手くなる感じもしないのだが。
それより何より、このバレットタイムのことを「テキーラタイム」と名付ける頭の悪さに乾杯だ。うちにテキーラはないからスピリタスで勘弁な。JPY! JPY!