■ [GP][2008][monaco]2008年第6戦モナコGP決勝
クルサード、ベッテル、フィジケラにトランスミッション交換による降格ペナルティ。
フォーメーションラップでコバライネンが発進できず、ピットスタートになった。
ピケ以外の全車スタンダードウェットを装着、雨は小康状態。ドライになると読んだか。
スタートと同時に雨が強まる。ライコネンがスタートに失敗してハミルトンが二番手に。ローズヘアピンでロズベルグがアロンソに追突してフロントウイングを壊した。プールサイドでバトンがハイドフェルドと接触、ピットイン。
五周目、グロックがラスカスでスピンしてフロントウイングを粉砕。そのままピットヘ入り、エクストリームウェットタイヤに交換した。
六周目、ハミルトンがタバコ屋でウォールに当り、右リアタイヤを破損。この一個だけを交換して戦列復帰。同じ場所でクルサードもクラッシュ、そこにブルデーも突込んで二台ともリタイア。これでセーフティカー。
十一周目、レース再開。ライコネンにドライブスルーペナルティ。スタート三分前にタイヤの装着を終えていなかったため。十三周目にドライブスルーを実行。
アロンソがこの雨の中で好バトルを展開。ミラボーでウェバーをかわし、ハイドフェルドを追い回す。十四周目、ローズヘアピンでハイドフェルドのインに飛込むが、これは無理筋というもの。Tボーンクラッシュとなり、アロンソはノーズを失った。これで後ろが団子になり、中嶋がスーティルに抜かれ、ロズベルグも誰にウイングを踏まれてダメージ。ウィリアムズ散々。
十五周目、一コーナーでマッサが止りきれずエスケープロードへ。体勢を立直すもクビサにトップを奪われた。
十七周目、ハイドフェルドがリアタイヤをパンクさせてピットイン。もうグチャグチャ。
雨は止んで路面が乾きつつある模様。クビサとマッサがいい戦いを見せてくれそうだ。両者ファステスト連発。
二十七周目、クビサが先にピットイン。ライコネンの前に復帰できるか、というところでライコネンが一コーナーで自滅。フロントウイングを壊してしまった。あーあ。ライコネンはやむなくピットイン、燃料を満載して最後まで走りきる作戦に変更したか。
七番手トゥルーリのエクストリームウェットタイヤではペースを維持できず、スタンダードウェットのバリチェッロ、中嶋、コバライネンが団子になっている。
六番手スーティルがいいペース。燃料満載のライコネンよりはるかに速い。
三十四周目、マッサがピットイン。こちらも燃料をたっぷり積んで、二番手に復帰。前を取れなかったクビサから優勝が遠のいたか。
三十六周目、スーティルがファステストラップを記録。路面が乾きつつあるからこれからどんどん塗変えられるだろう。
三十九周目、トゥルーリがピットイン。まだドライには履き換えないのか、と思って見ていたら「十五分以内に雨が降るよ」という予想がテロップで出た。うーむ。
四十周目、グロックがミラボーでスピンしてリアウイングを破損。時を同じく、フィジケラもピットでマシンから降りた。今日は彼にとって二百戦目の記念日。
ハミルトンがマッサとの差を大きくつけて、さていつピットに入るか。タイヤをどうするか。
アロンソにピットから「タイヤどうする? ドライで行ける?」と質問が。そして、「六分以内に雨」の予報、アロンソ、ピットイン。ドライに交換。マジかー。続いてピケもドライに交換。
ウェバー、バトンとピットに駆け込み次々ドライタイヤに交換。予報は無視かい。
ピケ、五十周目の一コーナーでクラッシュ。泣いてたか?
ハミルトンとマッサの差が大きく開いて、こりゃハミルトンの勝ちで決りか? というペースになっている。
ドライタイヤ勢はまだ苦しんでいる。それでも五十四周目、クビサとスーティル他続々とピットイン。ハミルトンもピットイン、当然全員ドライタイヤを装着。ハミルトンは首位キープ、こうなるとウェットタイヤで走り切る作戦をとったフェラーリは完全に負けたな。結局、たまらずフェラーリもタイヤ交換に。五十七周目、マッサがピットで熱の入りのいいスーパーソフトに履換えた。しかし無給油なのに八秒もかけてしまい、クビサに二番手を譲る破目に。
五十九周目、ライコネンもタイヤ交換、五番手で復帰。スーティルが前だ!!
六十二周目、プールサイドの進入でロズベルグがラインを外し、大クラッシュ。ニコは無事だがコース上に凄まじいデブリを撤いてセーフティカー導入。あー、スーティルピンチだなあ。
レースは残り十六分。ハイドフェルドが破片を踏んでタイヤを傷めてピットイン。
残り十一分。パレードが続く。もうレースする時間は残っていないが、レース再開。
ここはスーティルに注目だ。ライコネンがトンネル出口で攻める。ラインを外してふらつく。止まれない! スーティルに追突!!
アホー、キミのアホー!
あー、今季はちょっと、キミの応援はやめちゃうね。これは駄目。
ライコネン(アホ)はフロントを壊してピットへ。レース復帰。スーティル、ピットでレース断念。
七十二周目、アホがファステストを記録。
二時間が経過し、七十六周をもってレースは終了。ハミルトンが序盤のミスを挽回して見事な優勝。クビサが二位、マッサ三位。ウェバーに続いてベッテルが最後尾から五位に入賞。バリチェッロ、中嶋、コバライネンまでが入賞、アホは九位、完走は十四台だった。
マクラーレンはコバライネンがフォーメーションラップでスタートできないトラブルに見舞われたものの辛うじて入賞で挽回、ハミルトンは序盤のミス以外文句なしだった。アホのいるチームはドライバー両者とチームにそれぞれミスがあって取れるポイントを逃した。
あーもう腹の虫が収まらん。あれはいかん。絶対やったらいかんのだ。