大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

今日のゲーム(十月六日)

yms-zun2007-10-06

ギターフリークスV3(PS2,KONAMI,ASIN:B000U4GCT4)ギターフリークス&ドラムマニア V3

一日遅れで買つて来て、寝る前に少しだけと思つて始めてみたら、これがいけない。滅茶苦茶良いではないか。「V」以降のコンシューマ版「ギタドラ」としては最高傑作だと思つた。ついつい朝までプレイして、「EXTRA RUSH LEVEL」とやらが∞に達してしまつたくらゐだ。
まづ、選曲がいい。こればかりは好みに左右されるとはいへ、旧作からの収録分が個人的にツボなのが多い。今回は収録曲数も多い様で、家庭用オリジナル新曲も増えたし、不満は全くない。EEmall曲の「A Shooting Star」とグラ風味曲「GET READY」に加へて、何とオリジナル曲として「TABIDACHI」キター!! デストローイゼモー!! 何か知らんがグラっぽい古川曲祭りといふか、古川氏の曲が多くねえですか今回。さうでもないか。「V3」新曲の「アノヒノカゼ」はまるで「GET READY」のテンポを落して歌詞付けただけの様に聞えますがテッテレレレ。いかん我を忘れた。
次に、とうとうウザいルーレットが廃止された。万歳。流石に、目押し上等な「V2」や実質的にルーレットとしての機能を失つた「マスターピースゴールド(MPG)」の仕様を経て、ルーレットで隠し要素を出すことの無意味さにやうやく気付いたとみえる。その代りに採用されたのがスキルポイントに連動する「EXTRA RUSH LEVEL」で、前述の通りもう上限と覚しき辺りに達してしまつた。隠し要素があとどれだけ残つてゐるか知らない*1
バトルモード。アーケード版とは異り、ネットワークを介した対人戦は出来ない。といふか、二人同時プレイでのバトルもなく、CPUを相手にした一人プレイしか遊べない。そんなのが面白いのか? と懐疑的だつたが、いざ遊んでみるとこれが結構遊べる。このモードの付加によつて、妙な言ひ方になるがパッケージの「ゲーム」感が増したとすら言へると思ふ。おそらく今まではあのルーレットにその役目を担はせようとして失敗してたのだらう。
そしてもちろん、ゲームを支へるエンジンは「MPG」譲り。レスポンスも良く、快適に遊べる。
長々と書いてしまつた。音ゲーなんて基本システムの出来次第、後は選曲九割だらうなどと思つてゐたが、さうでもないのだな。否、あるいはその通りでも、残りの一割で随分印象は変るものなのかもしれない。
ただ、バトルモードの実装形態をみると、やはりもうPS2でのリリースは限界だと感じる。「アイマス」並の課金形態でも構はないから、ネット環境の熟したXbox360にプラットフォームが移動すれば、言ふことはない。

*1:RECORD画面で表示されなくなつた。本作に唯一見られる退歩である