大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

登呂遺跡

プレ日本史ヲタだつた子供の頃、憧れの土地だつたことを看板を見て思ひ出したので寄道。本道から少し脇に逸れるだけで寄れたのだから気楽なものだ。
遺跡そのものは大改修中で、竪穴住居も高床倉庫も移設されたものだつた。何でも、発掘された遺構そのものには手を著けず、その脇に「こんな具合に建つてゐた」といふ風に情景だけを再現するのが戦後間もない頃の遺跡復元の常識だつたさうだが、その後遺構を保存しつつその上に建物を再現するといふ具合にパラダイムが変化したので、この遺跡もそれに沿つて改修することにしたとか。
近年になつて縄文期の遺跡に注目が集まつた所為で影が薄くなつてしまつたことへの焦りみたいなものもあるのかしらん。