大和但馬屋日記

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ラノベ超反応

ここ一年半ほどの間に、それまでの人生で読んだ冊数の十倍以上のラノベを読んだ(今は「ドクロちゃん」に初挑戦してるところ)ワシからみて焚書官さんの言つてゐることはものすごく当り前に思へるのだけど、「そんなのラノベだけぢやない」といふ反応が意外に多いな。よく分らない。それあ他でも同じことはあるだらう。ゲーム然り漫画然り音楽然り。でも、ラノベだけが特別でないのと同じ程度には、ラノベの状況はどこか異常*1。つか、みんなその異常さを面白がつてたんと違ふのかと、別の意味で驚いた。
そもそも焚書官さんはラノベ読みを否定してないわけだし。ゴミみたいなものがカチンと来たのなら、そんなときはあれだ、スタージョンの法則を思ひ出せ。ヲタク的消費行動なんて、ゴミの山から自分にとつての宝を掘り当てる所業に他ならん。その宝が他者からみればやはりゴミであつたとしても、んなこと気にする必要もないし。
別に今までワシが読んできたあれやこれが全部ゴミと思つて読んでた訣ではない。むしろ、ほとんどが宝だと思つてる。でも、自分にとつての宝が他者にとつてゴミとなり得ることを忘れたことは片時もない。もとより自分の好きなものの社会的・文化的位置付けなんてものに全く興味はなく、むしろ不必要にそのへんを持上げようとする動きに対して邪魔なことだと思つてる。
そんなワシは今、ワシの中のvm焚書官さんの中のvm勝ち組指向の焚書官さんに可哀相なものを見る目で見られてる。わはは。ほつとけや。

*1:他も異常だが、特に異常だとワシの目には映る