大和但馬屋日記

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超ウルトラドンみたいな何か

iPodのゲームメニュー内にあるMusic Quiz機能が存外面白い。ライブラリに収められたデータからランダムな一曲のどこかの部分が再生されるので、表示された五つの選択肢の中から正解を選ぶといふもの。時間と共に選択肢の数は減つていくけれども、ボーナス点も減る。「全何問」と決まつてゐるわけではないのでゲーム性には欠けるけれども、時間を潰すには悪くない遊びだ。
で、我ながら意外なのは「結構当たるものだな」といふこと。今ライブラリには二千曲余りが入つてゐて、まだこれはオレの所有する全てのCDの半分に達しないけれども、そのなかから五十問分遊んで正解率は九割弱だつた。もちろん中には「ほとんど聴いてないけどこの音はアタリのFM音源曲ぽいから正解はランパートのデモ曲(他の選択肢はオフコースだつたりセガラリーだつたり)」といふほとんど当て図法にのやうなものもあるけれども、聴いた瞬間「アタリの音みたい」と分るだけでも大したもんだ。他にも数多あるアレンジバージョンのうちの一つであつても「これはアウトランのマジカルサウンドシャワーのアドリブ部分」などは一発でわかつたり。
子供の頃「ドレミファドン」を観てゐて「この人たちはよくこんな問題を当てることができるものだな」と思つたものだが、要するに知つてゐるか否かだけが大きな問題なのだな。もちろん最後にモノを言ふのは脳内検索の速度なのだらうが、脳内にデータベースが出来てさへいればよい。「ドレミファドン」に勝つためならば、覚えるのはイントロだけでいいわけだし(といふわけでもなかつたはずだが、まあとりあへず)。それにしても山下章氏などはどんな生活をしてゐたのだらう、とは思ふ。オレはラジオを聴く習慣も歌番組を観る習慣もついぞ身につけなかつたので、その辺りはとんと想像もつかない。