大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

急停車

原宿駅発車時に緊急停車二回。人身事故かと色めきたつたが、荷物が挟まつたかもしれないとのこと。走り出した後も結局どうだつたかはアナウンスしなかつた。
前にも原宿で止まつたな。山手線など滅多に利用しないけど、どうも巡りあはせがよくないやうだ。

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お得なのか微妙なのか

やつとすべてのディスクを聴いた。DVDは未見。とりあへずディスクごとに軽く感想など。

Disk1:ナムコ

  1. ゼビウス
  2. ボスコニアン
  3. リブルラブル
  4. ギャラガ
  5. スーパーゼビウス
  6. ギャプラス
  7. ドルアーガの塔
  8. サンダーセプター
  9. 源平討魔伝
  10. ポールポジションII
  11. イシターの復活
  12. ワンダーモモ

いきなり微妙すぎる。近年復刻/発売されたアルバムからの再録ばかりで全く有難味がない。いくら何でもアルバム「スーパーゼビウス」を完全に併呑することはないだらうと思つた。この企画商品に一万五千円も払へる奴なら、このディスクの音源はとうに所有済だらう。
この様な内容となつた事情は分る。一つは、ナムコゲームの音はほぼ余すことなくCD化されてゐて、未発掘の金脈などどこにもないこと。もう一つは、その発掘済の資産のほとんどにビクターが手を付けてゐて、そちらも本企画と競合する企画を立ててしまつたこと、尚かつそれが頓座したこと。本当なら、このディスクに「ワルキューレの伝説」あたりを入れたかつたのではなからうか。個人的には「ブレイザー」に日の目を当てて欲しかつた。
といふか、サイトロンレーベルからでも「メタルホーク」くらゐは入れられたはずだが、結局古い年代にばかりフォーカスされてゐるのが惜しまれる。

Disk2:コナミ

  1. コナミモーニングミュージック
  2. ロックンロープ
  3. タイムパイロット
  4. ツインビー
  5. グラディウス
  6. ギャラクティックウォーリアーズ
  7. RF-2
  8. 特殊部隊ジャッカル
  9. A-JAX
  10. バトランティス
  11. 魔獣の王国
  12. 魂斗羅

ナムコ盤とうつて変つて、価値ある内容。モーニングミュージックもレア曲扱ひが過ぎて却つて陳腐化してしまつたが、まあこれは一つの儀式だから。
「ロックンロープ」「タイムパイロット」「ツインビー」「ギャラクティック(ry」等々は新録。今まで「こなみすぺしゅるみゅーじっく千両箱」でしか聴けなかつた曲もあり、「ジャッカル」「A-JAX」等の復刻漏れタイトルと併せて、よくこれを選んでくれたと感謝したい。「魔獣の王国」の代りに「ラビリンスランナー」か「ドラキュラ」なら言ふことなかつた。あとメーカー違ふけど「WECル・マン24」とか。無理か。

Disk3:カプコン

  1. 魔界村
  2. 1942
  3. エグゼドエグゼス
  4. 闘いの挽歌
  5. セクションZ
  6. トップシークレット
  7. サイドアーム
  8. ストライダー飛竜

ごめん、この辺あんまり思ひ入れがないのでこのラインナップが妥当かどうか分らない。と言つてるオレみたいな奴にとつては持つてない音が揃ふので悪くはないが、カプコン音源を揃へてる人から見たらどうだらう。
「ソンソン」は入れてほしかつたな、とは思つた。

Disk4:セガ

  1. ギャラクシーフォース
  2. サンダーブレード
  3. ゲイングランド
  4. クラックダウン
  5. ターボアウトラン
  6. ストライクファイター
  7. R360

かういふのを神のラインナップといふのだらう。「セガゲームミュージックvol.1〜3」の収録タイトルをバッサリとカットして、復刻漏れしてゐたけど需要の高いタイトルを凝縮。すばらしい。無茶を承知で、「テトリス」「コラムス」があればもつと良かつた。

Disk5:タイトー

  1. タイムギャル
  2. アウターゾーン
  3. メタルソルジャーアイザックII
  4. ミッドナイトランディング
  5. トップランディング
  6. ニンジャウォーリアーズ
  7. サイバリオン
  8. ナイトストライカー

セガ盤に準ずる好評価。ちと後ろ三つがメジャー過ぎる嫌ひはあるが、最近の復刻からは漏れてたつけか。できればこれらは独立商品にして、「バブルボブル」完全収録とか「レインボーアイランド」とか「フルスロットル」をフォローして欲しいところではあつた。「忍者ハヤテ」とまでは言はんから。
あー、「ミッドナイトランディング」やりてえなあ。

Disk6:データイースト/アイレム/SNK

  1. バーニンラバー
  2. サンダーストーム
  3. ダーウィン4078
  4. SRD
  5. カルノフ
  6. チェルノブ
  7. トリオザパンチ
  8. スパルタンX
  9. スペランカー
  10. R-TYPE LEO
  11. A.S.O.
  12. 怒号層圏

かう来るか。ちと受けを狙ひすぎの気もあるが、いづれも単品商品の復刻は難しいだらうから、うれしいラインナップではある。「サンダーストーム」なんてよく録れたなあ。
スペランカー」は謎すぎ。ファミコン版以外需要ないだらう。「R-TYPE LEO」もなあ、悪くはないけど。「ジッピーレース」入れてくれよ。つか、「アイレムゲームミュージック」の復刻を!

Disk7:ジャレコ/UPL

  1. アーガス
  2. バルトリック
  3. サイキック5
  4. 銀河任侠伝
  5. 忍者くん ~魔城の冒険~
  6. 忍者くん ~阿修羅の章~

むしろNMK盤? でもないか。ジャレコと同じ盤に「忍者くん」を入れるのは何かの嫌がらせですか。「じゃじゃ丸君」が紛れててもスルーしさうだ。
「銀河任侠伝」、絵ほどには音ははつちやけてないのね。ゲームがつまらなかつたので当時は見てるだけだつた。つか、「プラスアルファ」入れてくれよう。残念。あとうちの上司が「ビッグラン」入れてほしかつたと無茶言つてます。

Disk8:コナミMSX

  1. グラディウス(SCC版)
  2. グラディウス2
  3. 沙羅曼蛇
  4. ゴーファーの野望 ~エピソードII~
  5. パロディウス
  6. スペースマンボウ

コナミMSX用SCC音源曲を集めたもの。これの元アルバムは秋葉原のリバティでン万円の値が付いてるので、とても有難い。SCC版「グラディウス」とか、「グラ2」未使用曲(後にAC「グラII」二面に流用)とか、嬉しすぎます。ただ、こんなの聴いてしまふと「F1スピリット」の曲も聴きたくなるよなー。あれを埋もれさすのは余りに惜しいので、何とかもう一度掘り起される機会があることを願ひたい。
これ聴いて思つたけど、「ゴーファー」のエンディングつて初代のエンディング(MSXファミコン版のみにあつた曲)へのオマージュなのかね。いい曲だ。

全体的な感想

最初にナムコの曲を見て「おいおい」と思つたが、ここにある曲全てを網羅してゐる人なんてさうさう居ないだらうから、一万五千円といふ値段さへ許せるならば価値のある商品なんぢやないかな、と思つた。少なくともオレは全く損したとは思つてゐない。
東亜プランやNMK、コアランド、そして何より日本物産などもフォローして欲しかつたとか(どれも権利取得は無理か‥‥)、そもそも任天堂のアーケードタイトルをきちんと集めとくべきでせうとか、贅沢を言い出したらキリがない。たぶん、これが今商品として成立し得るギリギリのラインなのだらう。これだけのタイトルが纏められたといふことに感謝の意を表したい。

余談

ナムコのところで少し触れた通り、ビクターの類似企画『NAMCO MUSIC WONDER BOX』は発売中止となつた。権利上の問題とのことだが、詳細は不明。しかし仮に発売されても、到底売れはしなかつただらう。
76,500円といふ値段はナムコ点であることを差し置けば、実は元のアルバムの値段を全て合計した数字に近いので、さほど無茶ではない。しかし、単純に誰が見ても高い。そして、このBOXを欲しがるオレの様な層に目を向ければ、例へばオレは「グラフティvol.1〜7」と「エクスプレスvol.1,2」があれば充分で、このうち「グラフティ3,4」を(ダビングでなく商品の)ミュージックテープでしか所有してゐないので、この二枚さへ復刻されれば残りは不要。
これら以外に、「エクスプレス」の「ドラゴンセイバー」や「リッジレーサー」が好きな人はそれあ多いだらうが、さういふ人は既にそれのアルバムを持つてるだらうし、他のアルバムは要らんだらう。そんなセットに76,500円を払へるか? 否、否、否。近年の復刻熱に浮かされて現実味のない企画を立てたが倒れてしまつたといふのが実情だらう。
結局、それらを欲しがるのはオレ達の世代に限られてゐる。極めて狭い市場だ。もう、今が最後のチャンスなのだらう。そんなタイミングで、ちやんと形となつて世に出た「レジェンドオブゲームミュージック」は、本当に貴重な品だと思ふ。限定二千セット、未だ完売はしてゐないやうだ。売れてほしい、とは言はない。それを欲する人の手に、確実に行き渡つてほしいと心から願ふ。

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どうにもノリが悪い

前回自分のところで作る気満々で無駄に気合を入れたコンテを書いたらスケジュールの把握ミスでその話を丸々外部にお願ひせざるを得なくなつた。それだけでも情けない話だが、次に自分らで担当する話がじさまとばさましか登場しない話なのでコンテの筆がなかなか進まない。単純に年寄の所作を表現するのが難しいといふのもあるが、描く対象によりモチベーションが上下してしまふ自分がつくづく情けない。もちろんやるべきことはキッチリやるけれど、でもさういふのつてあるよねえ? いや、駄目なことだ。

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