大和但馬屋日記

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2004-06-12

[][][]カナダGPフリー走行一回目

気温摂氏十八度、路面摂氏三十六度

まだまだ始まったばかりなのでなんともいえないけど、ウィリアムズ勢がいいタイムを連発している。やはり高速コーナーのないコースが狙い目ということか。どう考えてもあのサスペンションジオメトリはおかしいよ‥‥

三十分経ってもBARのレギュラードライバーは最初のインストレーションラップを除いて走行無し。パンターノに至ってはコースに出てさえいない。

残り十九分、ようやく琢磨がタイムを出したがまだまだこれからというタイム。すでにマイケルは1'14.158とぶっちぎっている。レギュラードライバーではライコネン、ウェバー、バトン、パンターノがまだタイムなし。

デビッドソンが上げてきたけれどフェラーリ二台には及ばず。結局ルノーウィリアムズより上位に来て、あとはホンダトヨタの第三ドライバーが暴れまわるといういつも通りの展開に。

マイケルは少しづつタイムを削ってはいるが、十四秒に近づいても切ることができない。このあたりが限界なのだろうか。コンディションが変る午後にはまた違ってくるだろうけど。

最後までパンターノはコースに出てこなかった。

2004年第8戦 カナダGPフリー走行一回目結果

順位 ドライバー チーム タイヤ タイム トップとの差
1 M・シューマッハー フェラーリ BS 1'14.013 212.119km/h
2 R・バリチェッロ フェラーリ BS 1'14.291 +0'00.278
3 A・デビッドソン BARホンダ Mi 1'14.519 +0'00.506
4 R・ゾンタ トヨタ Mi 1'14.952 +0'00.939
5 J・トゥルーリ ルノー Mi 1'15.428 +0'01.415
6 F・アロンソ ルノー Mi 1'15.606 +0'01.593
7 J・バトン BARホンダ Mi 1'15.905 +0'01.892
8 J・P・モントヤ ウィリアムズBMW Mi 1'15.928 +0'01.915
9 R・シューマッハー ウィリアムズBMW Mi 1'15.948 +0'01.935
10 O・パニス トヨタ Mi 1'15.997 +0'01.984
11 G・フィジケラ ザウバーペトロナス BS 1'16.240 +0'02.227
12 C・ダ・マッタ トヨタ Mi 1'16.475 +0'02.462
13 K・ライコネン マクラーレンメルセデス Mi 1'16.570 +0'02.557
14 佐藤琢磨 BARホンダ Mi 1'16.655 +0'02.642
15 M・ウェバー ジャガーコスワース Mi 1'16.820 +0'02.807
16 D・クルサード マクラーレンメルセデス Mi 1'16.947 +0'02.934
17 N・ハイドフェルト ジョーダンフォード BS 1'17.135 +0'03.122
18 F・マッサ ザウバーペトロナス BS 1'17.447 +0'03.434
19 T・グロック ジョーダンフォード BS 1'17.890 +0'03.877
20 C・クリエン ジャガーコスワース Mi 1'18.463 +0'04.450
21 G・ブルーニ ミナルディコスワース BS 1'18.828 +0'04.815
22 Z・バウムガルトナー ミナルディコスワース BS 1'18.959 +0'04.946
- B・レインダース ミナルディコスワース BS - -
- B・ヴィルドハイム ジャガーコスワース Mi - -
- G・パンターノ ジョーダンフォード BS - -

[][][]カナダGPフリー走行二回目

気温摂氏二十三度、路面摂氏四十六度

開始二十五分、フェラーリBAR勢が上位を独占しているところにゾンタが割り込んできた。いつも金曜日は調子いいのになあ、トヨタは。パンターノは相変らず出てこない。もしかして欠席してる?

Giorgio Pantano did not partake in the session ? presumable with mechanical difficulties.A new lap record for Michael Schumacher

カニカルトラブルらしいとしかわからないなあ。

今のところモントヤも周回数が少ない。前回もセッティングを決めあぐねていたし、嫌な袋小路に入ったのでなければいいが。ここで駄目なら次のアメリカも駄目だぞ。

開始三十分頃、デビッドソンが第二セクターでストップ。まさかエンジンではなかろうな。

残り十五分、琢磨が一気にトップに踊り出た。1'14.086、午前のマイケルのタイムに匹敵してるぞ。第一セクターが尋常でない速さだ。しかし十四秒の壁は厚い。

セッション終了。エンジン頼みのサーキットなのにアロンソが二番手、ライコネンが四番手とはすごいな。明日が楽しみだ。

2004年第8戦 カナダGPフリー走行二回目結果

順位 ドライバー チーム タイヤ タイム トップとの差
1 佐藤琢磨 BARホンダ Mi 1'14.086 211.91
2 F・アロンソ ルノー Mi 1'14.426 +0'00.340
3 M・シューマッハー フェラーリ BS 1'14.535 +0'00.449
4 K・ライコネン マクラーレンメルセデス Mi 1'14.581 +0'00.495
5 R・バリチェッロ フェラーリ BS 1'14.705 +0'00.619
6 R・ゾンタ トヨタ Mi 1'14.871 +0'00.785
7 C・ダ・マッタ トヨタ Mi 1'15.146 +0'01.060
8 J・バトン BARホンダ Mi 1'15.152 +0'01.066
9 D・クルサード マクラーレンメルセデス Mi 1'15.164 +0'01.078
10 G・フィジケラ ザウバーペトロナス BS 1'15.293 +0'01.207
11 J・トゥルーリ ルノー Mi 1'15.492 +0'01.406
12 A・デビッドソン BARホンダ Mi 1'15.513 +0'01.427
13 O・パニス トヨタ Mi 1'15.538 +0'01.452
14 R・シューマッハー ウィリアムズBMW Mi 1'15.803 +0'01.717
15 M・ウェバー ジャガーコスワース Mi 1'15.926 +0'01.840
16 F・マッサ ザウバーペトロナス BS 1'16.119 +0'02.033
17 G・ブルーニ ミナルディコスワース BS 1'16.235 +0'02.149
18 N・ハイドフェルト ジョーダンフォード BS 1'16.508 +0'02.422
19 T・グロック ジョーダンフォード BS 1'16.524 +0'02.438
20 J・P・モントヤ ウィリアムズBMW Mi 1'16.564 +0'02.478
21 C・クリエン ジャガーコスワース Mi 1'16.815 +0'02.729
22 Z・バウムガルトナー ミナルディコスワース BS 1'16.981 +0'02.895
23 B・レインダース ミナルディコスワース BS 1'17.697 +0'03.611
24 B・ヴィルドハイム ジャガーコスワース Mi 1'19.260 +0'05.174
- G・パンターノ ジョーダンフォード BS - -

[][][]カナダGPフリー走行三回目

う、開始時間を勘違いしていた。

で、リザルト表を見たら‥‥どーした琢磨!

2004年第8戦 カナダGPフリー走行三回目結果

順位 ドライバー チーム タイヤ タイム トップとの差
1 M・シューマッハー フェラーリ BS 1'13.865 212.545km/h
2 F・アロンソ ルノー Mi 1'13.946 +0'00.081
3 J・バトン BARホンダ Mi 1'14.047 +0'00.182
4 R・バリチェッロ フェラーリ BS 1'14.284 +0'00.419
5 J・トゥルーリ ルノー Mi 1'14.421 +0'00.556
6 K・ライコネン マクラーレンメルセデス Mi 1'14.584 +0'00.719
7 D・クルサード マクラーレンメルセデス Mi 1'14.747 +0'00.882
8 J・P・モントヤ ウィリアムズBMW Mi 1'15.067 +0'01.202
9 R・シューマッハー ウィリアムズBMW Mi 1'15.191 +0'01.326
10 G・フィジケラ ザウバーペトロナス BS 1'15.290 +0'01.425
11 C・ダ・マッタ トヨタ Mi 1'15.573 +0'01.708
12 F・マッサ ザウバーペトロナス BS 1'15.764 +0'01.899
13 O・パニス トヨタ Mi 1'15.843 +0'01.978
14 M・ウェバー ジャガーコスワース Mi 1'15.854 +0'01.989
15 C・クリエン ジャガーコスワース Mi 1'16.124 +0'02.259
16 N・ハイドフェルト ジョーダンフォード BS 1'16.305 +0'02.440
17 T・グロック ジョーダンフォード BS 1'16.928 +0'03.063
18 G・ブルーニ ミナルディコスワース BS 1'18.409 +0'04.544
19 Z・バウムガルトナー ミナルディコスワース BS 1'18.711 +0'04.846
- 佐藤琢磨 BARホンダ Mi - -

[][][]カナダGPフリー走行四回目

うーん、前セッションで琢磨が四周しか走らずノーレコードなのは何故だ。F1-live.comでもその理由には触れていない。気になるなあ。気温十六度、路面温度は十八度。冷たい。

パンターノは結局欠場(シート喪失?)。土曜日のリストには第三ドライバーのグロックの名が上がった。

セッション開始二十分、マイケルが一人1'13.420で他を圧倒、二番手アロンソは一秒落ち、三番手バトン‥‥オーダーは一回目と同じか。そして琢磨はまだ出てこない。バリチェッロもだな。付き合いいいな。

残り十八分、二人揃ってのそのそ出てきた。とりあえずよかった。そのころルノー勢が驚異の十二秒台へ。うげげ。琢磨の一発目は1'14.190で五番手、悪くはないが出遅れた感は否めず。でもバトンよりは速い。バリチェッロは二周目に十三秒台を出したぞ。

琢磨も十三秒台へ、しかしなんとマクラーレンの二台がその前に立ちはだかる。トゥルーリアロンソ,マイケル,ライコネンクルサード、そして琢磨という順番。悪い夢でも見てるのか、って別に悪くはないか。しかしウィリアムズマクラーレンの順序が逆だろうと思ったその一方の相手は十一番手と十二番手に低迷。北米二連戦は捨てたか‥‥。

路面温度が二十六度まで上がってきたが、まだまだミシュランのおいしい温度ではないはず。それでも上位を守っているルノー勢、さすがというべきか。

終了間際の残り四分、バトンが1'13.026でルノー勢に次ぐ三番手に浮上。琢磨もアタックに入っているが、コース上にはマシンが二十台。それでも自己ベストの1'13.235でバトンのすぐ後ろにつけた。一方トゥルーリも自己ベストを連発してトップタイムを塗り替える。1'12.629はコースレコードに匹敵するんじゃないかな。モントヤも五番手タイムでどうにか持ち直してきた。ラルフは相変らず十二番手に低迷。さてさて予選はどうなりますやら。

2004年第8戦 カナダGPフリー走行四回目結果

順位 ドライバー チーム タイヤ タイム トップとの差
1 J・トゥルーリ ルノー Mi 1'12.629 216.162km/h
2 F・アロンソ ルノー Mi 1'12.901 +0'00.272
3 J・バトン BARホンダ Mi 1'13.026 +0'00.397
4 佐藤琢磨 BARホンダ Mi 1'13.235 +0'00.606
5 J・P・モントヤ ウィリアムズBMW Mi 1'13.320 +0'00.691
6 M・シューマッハー フェラーリ BS 1'13.420 +0'00.791
7 K・ライコネン マクラーレンメルセデス Mi 1'13.566 +0'00.937
8 D・クルサード マクラーレンメルセデス Mi 1'13.686 +0'01.057
9 R・バリチェッロ フェラーリ BS 1'13.904 +0'01.275
10 C・クリエン ジャガーコスワース Mi 1'14.340 +0'01.711
11 C・ダ・マッタ トヨタ Mi 1'14.521 +0'01.892
12 R・シューマッハー ウィリアムズBMW Mi 1'14.697 +0'02.068
13 M・ウェバー ジャガーコスワース Mi 1'14.835 +0'02.206
14 G・フィジケラ ザウバーペトロナス BS 1'14.902 +0'02.273
15 O・パニス トヨタ Mi 1'14.916 +0'02.287
16 F・マッサ ザウバーペトロナス BS 1'15.332 +0'02.703
17 N・ハイドフェルト ジョーダンフォード BS 1'15.987 +0'03.358
18 T・グロック ジョーダンフォード BS 1'16.417 +0'03.788
19 Z・バウムガルトナー ミナルディコスワース BS 1'16.579 +0'03.950
20 G・ブルーニ ミナルディコスワース BS 1'16.825 +0'04.196

そして一日目が終つた

琢磨がトップタイムをマークして終了。まあ、全体的なタイムではマイケルがトップなのだが、よいではないか。
ライコネンの四番手は一往喜ぶべきなのだらうが、メルセデスの問題は速さ以前のところにあるからなあ。決勝の何周目で壊れるかで賭けをした方がまだましだ。ミナルディ並のリミッターが必要なんぢやないのか、本当は。外聞が悪いからさうできないだけで。

画像の圧縮

ふと思つたのだが‥‥嘘だ、正直切れさうになつてゐるのだが、画像ファイルの非圧縮フォーマットの存在意義とは何だらう。そして、画像をやり取りする際にわざわざその様なフォーマットを指定してくることの意味とは何だらう。
今時、可逆圧縮形式のファイルを読み書きする際の圧縮・展開にかかる時間など体感的にはゼロに等しい。非圧縮データの転送にかかる物理的な時間を考へれば、数分の一に圧縮されたデータを転送して圧縮・展開する時間の方が短い場合の方が遥かに多いだらう。なのに何故、わざわざ大きく重いデータで納品させるのか。
もしかしてあれですか、非ノンリニア(妙な言回しだな)の編集機材はファイル名でなく連続したデータのバイト数でフレームを判別してるとか。もしさうだとしても、画像を機材に取込むタイミングでベタデータに変換するくらゐのことはできるだらうに。制作サイドに無駄なコストをかけさせないで欲しいもんですよ。
なにか思考に抜けがあるかなあ。あるだらうなあ。

モデレーションシステム雑感

キーワードモデレーションシステムの導入によるスコア制について、そろそろいい感じに落ち着いてきた様に思ふ。ここらで改めて今の自分のキーワードに対する姿勢と新システムの感想をざつと記しておかう。

キーワードに対して但馬屋はかう考へる

  • 利用規約に抵触しない限り、すべてのキーワードに存在してはならない理由はない。
  • その上で、自分の日記から自動リンクされるキーワードはできるだけ自分でコントロールしたい。
  • 当然ながら、自分にとつて不必要なキーワードは山ほどある。それらは一般に「ゴミ」と呼ばれるものと大きな違ひはない。ただし、それを「ゴミ」の名のもとに削除するのには反対。

上記の考へのもとに、一往日記を更新するたびに「キーワードを編集」画面で手動でメンテナンスしてゐるわけだ。取り上げる話題にもよるが、ひどいときにはうんざりするほどの量のキーワードをチェックしなければならないといふ事実は認める。同じ日に何度も更新した場合、同じ作業を繰り返す手間も馬鹿にはならないと思ふ。
そこにモデレーションシステムが登場した。これでキーワードのコントロールが劇的に楽になつた。少なくともオレにとつては。

モデレーションシステムの利用の実態

今、オレはキーワードのスコアのしきい値を45以上に設定してゐる。これは「リンク可」と「リンク不要」の得票数が1:1でスコア50になつたキーワードを拾ふためである。大半のキーワードは1:0(スコア100)か1:1(スコア50)である可能性が高く、判断基準をこの間に置くと不確定要素が大きすぎる。これ以上の得票数になるとある程度スコアが落ち着いてくるはずなので、判断基準としては適当なところだらう。
これだけでもフィルタリングとしては概ね意図どおりに働いてくれるが、やはり手動のメンテナンスは必要だ。なぜなら、先に挙げなかつた「キーワードリンクを発生させたい基準」といふのがオレにはあるからだ。それは「このキーワードで自分の日記を読んでほしいか否か」である。もともと、「自分の日記がリンクだらけでウザい」といふ理由でキーワードを選別してゐたわけではない。そんな見た目の問題はCSSでとうに解決してゐる。さうではなくて、「このキーワードを頼りにここにくれば何か書いてあるよ」といふ標識としてキーワードを捉へたい。そして、同じ言葉でも日記の内容によつてリンクの可・不可をコントロールしたい。だから、「リンク不要キーワードのデータベース化」といふ意見には反対。ある時点での感情で、将来のリンクの可能性までも殺したくはないのだ。
そんなわけで、やはり毎度毎度「キーワードを編集」することになる。
スコアによるフィルタリングでは、自分の日記からの自動リンクは回避されてもキーワード側からの日記の捕捉は避けられない。これはオレの方針に反する。
で、先に書いた「楽になつた」といふのはここからの話だ。

楽になつたキーワード編集

「キーワードを編集」画面のキーワードの並びが、以前はキーワードの文字コード順だつたのが、スコアの大きい順にソートされる様になつた。一瞥して、下の方のキーワードの大半はやはりリンク不要だし、上の方のキーワードはそのままにしておきたいものが多い。下半分をざくざくチェックして、多少の例外だけチェックしたり外したりすれば作業はすぐに終る。なんとも有難い。
かう思ふ様になつたのも、導入後しばらくたつてキーワードのスコアリングが順調に行はれたからだらう。一部に問題は孕んでゐるかもしれないが、概ね期待通りの運用がなされてゐると思ふ。うまく言ひ表せないが、はてならしい鷹揚さがよく現れたシステムだと思つた。悪意が介在する可能性までをもうまく取り込んでシステム化してしまふのだから、毎度のことながら恐れ入る。一時の高負荷もずいぶん軽減されたし、この調子でうまく運営し続けてもらへたら、今のところ他に望むものはないかな。