大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

永遠に工事中

「PGR4」マカオのホテルリスボア周辺は工事ラッシュだつたらしい。

取材時に絶賛工事中だつたであらう箇所を、その通りに再現してゐるのだから畏れ入る。巨大なモニュメントに組まれた足場が素敵だ。
たぶん現実のマカオでの工事は終つてゐたりするのだらう。未来のゲーム機では、かうした都市の変化が動的にモデルデータとして反映されたりするのだらうか。ストリートビューがどうとか言つてる場合ぢやないかもな。


ホテルリスボアの3D画像。


沿道の小さな祠。流石に適当な造りだ。

今日のゲーム(十月二十二日)

プロジェクト・ゴッサム・レーシング4(Xbox360,Microsoft/Bizarre,ASIN:B000RP5QIY)PGR4 -プロジェクト ゴッサム レーシング 4-(初回生産限定版:キャンペーンコード同梱) - Xbox360

アーケードモードでKudosを稼ぐ作業を延々。タイム&クードスはサガリスで延々ズリズリやつてクリア。パイロンアタックは葉巻F1みたいな奴でクリア。スーパースターの二個目がクリアできずに不貞腐れて放り投げる。
次のチャプターのレースに幾つか勝つて、幾つかに勝てずに飽きる。ムギャー。

FORZA MOTORSPORT2(Xbox360,Microsoft,ASIN:B000HDLUY0)フォルツァ モータースポーツ 2(初回出荷特典:限定車「NISSAN FAIRLDAY Z - Custom Forza Edition」入手権利カード同梱) - Xbox360

やつぱりこつちがいい。
Cheから貰つたユニコーンカーで走りたくて、まづトミマキエディションのランエボに乗る。ライバルカー対決のエボVSインプ。走つてみたら全然曲らない、といふかバイパーに長時間乗りすぎて四駆の走り方が全然分らなくなつてる。しかたないのでトルク配分を後ろ寄りにして、FRの様な走り方で曲る様に仕上げて優勝。
次にエクシージ・エスピオナージ。プロフェッショナルのBクラスカップに出場。元々が異常に軽いので軽量化は意味がない。足回りを固めて、エンジンを少し強化してみた。しかしAIに対してはどうしてもパワー負けするからコーナリング勝負に徹底しないと勝てない。ここでもやはりバイパーに馴れ過ぎた感覚が邪魔をする。バイパーを速く走らせるにはタイヤをとにかく縦にしか使へないのだが、エンジンパワーのないエクシージでそんなことをしたら立上り加速で抜かれてしまふのだ。だから、必要なのは最小限の減速でブレーキを残しつつコーナーに飛込むこと。軽いボディをタイヤに委ねて、横Gに任せてコーナーを舞ふ。これがライトウェイトスポーツの醍醐味か。うわー楽しい。
最後に、ファクトリースペックレースのシェルビーコブラに挑戦。何だこれ。走る・曲らない・止らない。こんな自動車が存在していいのか。百台あつたら百台ともスクラップぢやないのか。有得ねー。少しでも手懐けようと、前後のタイヤの空気圧差を極端にしてみたら、安定はするがいよいよ曲らなくなるし。コーナリング半径百メートルの車ですか。
まともに一周もできずに敗退。頑張るしかないのか。

今日のゲーム(十月十七日)

Geometry Wars:"Waves":(Xbox360,Microsoft/Bizarre,ASIN:B000RP5QIY)PGR4 -プロジェクト ゴッサム レーシング 4-(初回生産限定版:キャンペーンコード同梱) - Xbox360

四百万点で朝が来たー。
ランキングを見ると大体同じところに集中してて、今三十九位。皆この辺が壁か。
あと、今回日本人率が高い。あまり売れてないといふ「PGR4」の内、一体どれほどが「ジオメトリ」目的で買つたのか気になるな。

今日のゲーム(十月十五日)

FORZA MOTORSPORT2(Xbox360,Microsoft,ASIN:B000HDLUY0)フォルツァ モータースポーツ 2(初回出荷特典:限定車「NISSAN FAIRLDAY Z - Custom Forza Edition」入手権利カード同梱) - Xbox360

Sクラスバイパーでムジェロ耐久二十五周。以前に挑んだ時には無残に敗退したのであるが、その時のワシとはワシが違ふ。バイパーだつて別物だ。精神的に。
スタートで前に出て、あとは全周トップを守れば余裕で優勝だがさうは行かない。六周目に少しはみ出して二番手に後退。七周目に首位を奪ひ返すがさらなるミスでまた抜かれた。

八周目、さらに大きくはみ出して四番手に。

懸命のリカバリで九周目に三番手浮上、そして十周目に前二台を追ひ詰める。そのまま二台を牛蒡抜きにしようとして先頭のマルコに追突。

これでトップに立つてしまつた、すまん。ウイングに軽いダメージ。タイヤも厳しくなつてきた。左フロントのグリップが怪しい。十二周目の一コーナーで踏張りが利かず、マクラーレンのマルコに並ばれる。サイドバイサイドで二、三コーナーに入り、半ば押し出される様にスピン。

また四番手に後退。ムッとするが、しかし先にワシが悪いことをしてるので五分五分だ。ともかく後を追ふが、タイヤが終つてるのでミスが絶えない。それでも後半に備へたいので多少無理してでもピットインを延ばす。とにかくタイヤを横に使はない様に、慎重に。ライバルもラップタイムが落ちてゐるらしく、差は少し縮んだ。
十五周目にピットイン。六番手に後退。コースに戻つてから、冷えたタイヤに手を焼く。最終コーナーでコースアウト。頑張る。十六周目、四番手浮上。ライバルがピットインして差が縮む。

団子になつた前のAI四台、しかしピットインの減速でAI同士の事故が発生。これで一気にワシとの差が詰り、十八周目に二番手に浮上できた。残るはメルセデスCLK-GTRの一台のみ。無理をせず少しづつ差を詰めて、残り二周でこれを捉へ、何とか優勝できた。
AI相手に必死になりすぎだが、AIといつても凡百のレースゲームと違つてちやんとプレイヤーと同様にアクセルとブレーキとハンドルを操作して同じ挙動エンジンで走つてゐるので、真当に作られた将棋ソフトと同程度には「コンピュータと対戦してゐる」といふ気になれるのが「Forza2」のいいところである。AI上位の疑似人格はもう「顔馴染み」だし、ことにマルコこと「M.Rossi」は永遠のライバルといつていい。

プロジェクト・ゴッサム・レーシング4(Xbox360,Microsoft/Bizarre,ASIN:B000RP5QIY)PGR4 -プロジェクト ゴッサム レーシング 4-(初回生産限定版:キャンペーンコード同梱) - Xbox360

アーケードの二番目のチャプターに挑戦。こちらはレースではなくドリフトメインでKudosを稼ぐゲーム。正直、気乗りしない。難易度プラチナで、最初のステージをクリアするまで三時間以上かかつた。次のステージで心が折れた。
「PGR」は壁すれすれのコーナリングで俺HAEEEE----!! できればそれでいいよ。Kudos稼ぎの何が嫌つて、作業的でウザいといふのもあるけど走り自体が美しくない。リプレイを見ても格好悪い。

今日のゲーム(十月十三日)

yms-zun2007-10-13

Geometry Wars:"Waves":(Xbox360,Microsoft/Bizarre,ASIN:B000RP5QIY)PGR4 -プロジェクト ゴッサム レーシング 4-(初回生産限定版:キャンペーンコード同梱) - Xbox360

四時間以上ブッ通し。
しかし、かなり早い時間に自己ベストを出してからは伸び悩みまくり。ベストスコアはランキング二十八位だが、これでもプレイ時間は一分程度だと思う。大体二十〜三十秒くらゐで終る。それで四時間も遊んだといふことは、一体何百回リトライしたのだワシは。

プロジェクト・ゴッサム・レーシング4(Xbox360,Microsoft/Bizarre,ASIN:B000RP5QIY)PGR4 -プロジェクト ゴッサム レーシング 4-(初回生産限定版:キャンペーンコード同梱) - Xbox360

やうやく「PGR」部分を「開封」。アーケードモードの最初のチャプターを。
はじめに選べるクルマのうち、デルタを選んでやつてみた。最初のステージはプラチナでクリア、ステージが進むとどうしようもなさげなのでゴールドやシルバーでとりあへずステージを進めた。クリア時の順位によつてプラチナやゴールドの賞が貰へる訣ではなくてレース前に難易度を設定しないとダメなのは少し面倒。
Kudos(このゲームの仮想通貨)がある程度貯つたので英車パックを買つてエスプリに乗換へたが、デルタより速い訣でもないな。さらに貯つたKudosでイタ車パックのストラトスに乗換へ。うむ、これはいい。スピードはともかくコーナーの操縦性が高いので脱出速度を維持し易い。全ステージをプラチナでやり直して最初のチャプターをクリア。Fクラスはストラトスで決りだな。
次にキャリアモードで何日分かのイベントをこなす。難易度はノーマルで始めた。しかしこのモードとアーケードモードの違ひは何だらう。いや、同じではないんだけど、キャリア側のカスタマイズ性が高い訣でもないんで、コンプリートまでのボリュームが二つある以上の意味付けがなさげに思つた。
さて、「Forza」をやらう。

今日のゲーム(十月十一日)

プロジェクト・ゴッサム・レーシング4体験版(Xbox360,Microsoft/Bizarre)

(前略)「『Forza』をやらうと360を起動したら、クルマのチャレンジを全部プラチナでクリアしてゐた」(後略)。
プラチナクリアのハードルは「PGR3」より若干低い気がするが、「3」をWRWで遊んだことは殆ど無いし、そもそも体験版なので直接の比較は難しいか。
まあね、とにかく、楽しいわコレ。

今日のゲーム(十月十日)

プロジェクト・ゴッサム・レーシング4体験版(Xbox360,Microsoft/Bizarre)

無理矢理朝帰りして落して遊んだ。
何だこの充実しまくつた体験版は。マカオ市街でゲームモードの一通りを遊べるし、ニュルのグランプリコースショート逆走でタイムアタックもできる。マカオはリアルタイムの天候変化付き、ニュルは晴天と雪を撰択可。しかもタイムやスコアはオンラインランキング対応。フォトモードやリプレイも完全実装。
これで「ジオメトリ」が入つてたら製品版は買はなくていいといふか、まあこれで験して駄目なら本当に買はなくていいだらうね、といふくらゐに良く出来た体験版で、裏返せばそれだけの自信作なんだといふことが良く分る。
んで、実際、凄いわホント。街並と天候表現だけで買つて損はしない。霧のマカオのトンネルなんかゾクゾクするね。
挙動が‥‥なんて野暮は言ひつこなしだ。コーナーでちやんとブレーキ踏めば曲れる。そんだけ。どつちがリアルかと言へば断然「バトルギア」つてくらゐ。雪でも慣性でテールが出る挙動では全然ない。でも「TDU」みたいにハチャメチャでもなく、素直に曲る止る。「PGR3」と比べるとグリップはより高く、その代りブレーキの効きが緩くなつた印象かな。適切なブレーキングを掴むまでは苦労しさうだ。
これだけ違ふと「Forza」との乗り分けをむしろ気にしなくて良いから助かる。軸足が「Forza」から外れることは当分ないけど、気儘に「PGR」にも出入りできさうだ。半端に似てると却つて困るだらう。
しかしまあ何だな、「PGR4」の街並が「TDU」規模に拡がつて、そこで「Forza」の挙動を楽しめるドライブゲームが現れるのはいつだらうね。さういふものが出てくるまではハードウェアの発展に期待してもいいのかもしれない。

クルマゲームイッキ乗り

yms-zun2007-07-30

土曜日の話。
Forza2」にハマつてから、一度今までに遊んだ同系ゲームをまとめて遊び直していろいろ比較してみたいもんだと常々考へてゐて、スウプ氏に「やりませんか」と誘ひをかけてみた。そもそもワシは「GT」系を持つてないし。そしたら「GTフォースプロ持つて行きますよ」といふ話になり、いよいよ本格的に実行する運びとなつた。
で、「GT3」「GT4」と「Forza2」の比較については概ねid:usui_soup:20070728:p1を参照していただくとして、こちらはゲーマー視点でダラダラ書いてみよう。以下、遊んだ順。

TEST DRIVE:Unlimited

まづ、「TDU」を験してみた。以前、スウプ氏が360を買つた時に体験版に誘つてみたのだが、その時はワイヤレスレーシングホイールとの相性の悪さに二人とも辟易して終つたのだつた。
今回は「ハードコアモード」で。注意深くセッティングしたので、まあ体験版ほど走り辛いことはないといつた塩梅。しかし時速二百キロを超えると全然駄目だね。とてもコントロールできたものではない。ワシのやうにレースやミッションをほぼ完全にクリアした状態で後は気侭にドライブするといふ遊び方ならWRWで楽しむこともできるが、これでゲームを最初から始めてミッションをクリアできるかといふと、まづ不可能だと思ふ。次回作ではもう少しWRWで走りやすい挙動エンジンを採用してくれないと困る。シミュレータ的にリアルにしてくれとは言はないが、かうもハンドルとの相性が悪くては仕方なからう。
最新のダウンロードコンテンツフェラーリ512TRが含まれてゐたので、これはそそくさと購入。パワーは無いが楽しく走れるいい車だ。

プロジェクト・ゴッサム・レーシング3

「PGR3」をWRWで遊ぶのは自分も初めて。ゲーム挙動なりにもう少しまともな感じだと思つてゐたが、「Forza2」+WRWを体験した後では「こんなものか」と驚いた。コーナー入口に差掛つてから慌ててブレーキを踏んでも十分間に合つて曲れてしまふ。挙動としては「車体中心のヨーの回転軸でクルクル回る」といつた感じ。WRWとの相性自体は悪くなく、思つたやうにクルマを曲げることができる。さういふ意味では「TDU」とは全く異なる。
画面全体の「絵作り」の凄さはやはりダントツで、トータルな絵作りとしては未だにこれに並ぶものはないと思つた。「DIRT」はまだ遊んでないけど、公開されてゐる画像や映像を見た限りでは「NFS:MW」と同様のセピア調ライティングで随分誤魔化してゐるな、といふ印象がある。秋に発売予定の「PGR4」が楽しみだ。

グランツーリスモ3

PS2に旧型GTフォースを繋いでGT3。コースはラグナセカと東京ルート246で。
ラグナセカは「GT3」に収録された唯一のリアルサーキットであるが、今の目で見ると「こんな出来だつたか」とショッキングですらあつた。発売前に東京ゲームショウで試遊した時は「これがコークスクリューかー」と感心しながら走つたものだつたが、月日とは残酷なものである。
東京ルート246の絵は、現地を頻繁に自転車で走つた自分の目でみても十分に「リアル」。フォトリアリスティックであるといふ意味でなく、あるべきところにあるものがある、といふ意味でリアルだと思つた。あくまで「PGR3」の新宿とは別な意味で。少なくとも、ラグナセカで感じたショックはこちらのコースでは感じない。むしろ、この時点までリアルサーキットを入れたがらなかつた理由がなんとなく想像できた気がする。
挙動はさすがに今となつては「ゲーム的」なものと感じたが、それでも体感的に前輪後輪の区別が可能な動きをしてゐる。変に難しいといつた感じもない。感覚的に「素直」な印象。
あと、リプレイを再生したら、最初の一カットだけで「うわ、カッコええー」と声を上げてしまつた。グラフィックは旧世代でも、カメラのフレーミングの素晴しさは未だに別格だ。「GT」シリーズ以外の如何なるタイトルもこれを超えられてゐないと思ふ。

F355チャレンジ

PS2版を「GTフォース」で。コースはやはりラグナセカ、そして鈴鹿モンツァ
んー、こいつは微妙だな。挙動エンジンはまともな筈だが、GTフォースがそれをきちんと受止めきれてゐない感じがする。ハンドル中央付近の反応が異様にルーズで、さらに切れ込み始めてからの分解能が粗過ぎる。緩いコーナーで舵角を保つたまま走るといつたことが実質的に不可能なのではないか。少し前にDC版で走つた時には感じなかつたのだが、これがPS2版特有の現象なのか、それともソフト側でGTフォースを使ひこなせてゐないのか。当時の雑誌インタビューか何かで「開発中に急遽GTフォースに対応することになつた、試してみたらいい感じだつた」みたいな話を読んだ覚えがあるので、まあ、結局のところ使ひこなせてゐないんだらうなとは思ふ。アーケード版のステアリングは素晴らしいフィーリングだつた記憶があるのだけど、それが思ひ出による美化でないとも言へないから、これについては検証したいね。まだ新白河にあるかしらん。
ステアリングへの対応は別にして、挙動自体はグリップ限界が異常に低くて、今遊んでも相当難しいと思つた。あと、視覚的なスピード感がメータ上のスピードと一致してゐない。どうもコーナーに突込みすぎてゐると思つたら、体感的には50km/hくらゐなのにメータは100km/hを示してゐたりする。画角の問題なのか表現上の問題なのかは分らないが、この体感スピードの齟齬がなければ随分印象は変るはず。前輪・後輪のフィーリングだけ見れは「GT3」以上だと思ふ。
ただ、「リアル=難しい」といふ固定観念を世間に広めてしまつた犯人は、こいつと「ドライビングエモーション」だらうなあ。

グランツーリスモ4

GTフォースをGTフォースプロに置換へて「GT4」を。ワシは初体験。やはりラグナセカ、そしてニュルブルクリンクも験した。
PS2で実現されるグラフィックとしては最高峰だと思ふ。まあ「ツーリストトロフィ」を遊んだから新鮮な驚きはないけど、それにしてもこれだけ出来れば大したもんだ。
それはともかく、よく「4で挙動が退化した」と言はれるのは全くその通りだと思つた。画面上のカメラの動きと音の情報から、今の自分がどのような姿勢になつてゐるかが全く分らない。タイヤが滑る音はするが、前が逃げてるのか後ろが流れてるのかの判断ができない。縁石からはみ出した後、立て直さうとして切つたハンドルの、三回目に必ず吹飛ぶデジタル挙動。うーん。これはある意味「TDU」と変らんのでは*1。ネットワーク対応版や「GTHD」では挙動は随分改善されたと聞くが、さもありなん。験してゐないので何ともいへないけれど。少なくとも「GT3」の方が「4」よりはよほどマシといふのはスウプ氏に全面同意。
あと、挙動とは関係無しに、縦方向のカメラの揺れは甚だ迷惑だと思つた。コーナーでクリッピングポイントを見定めても、ブレーキングと共にそれが画面上方に激しく移動してしまふ。これは本当にひどいよ。

エンスージア

同じくGTフォースプロで「エンスージア」。なるほど、「GT4」の後に「挙動の良さ」を掲げて売り出しただけのことはある。ここまでに験した中では最も自然に運転できた。ただ、ヨーが残つた状態で前荷重をかけた時の反応がシビアすぎるらしく、例へば鈴鹿のヘアピンの進入のやうに一旦逆方向にハンドルを切らなくてはならない場面でそのままアウト側に切れ込んでしまふ動きをするのがスウプ氏のお気に召さないとのことだつた。その場で少し加速して荷重を抜いたらどうなるかは試してないけど、どうかしらん。
ともあれ、個人的には「Forza」が無ければ「エンスージア」で遊べばいいぢやないと思つてゐる。今更ではあるけれど。
何より残念なのは、恐らくもうこれの続編がコナミから出る可能性は無いだらうといふ点だよな。この手のゲームは何作も開発を継続してナンボだと思ふのだ。「エアロダンシング」然り「エナジーエアフォース」然り。「リッジ」と「エースコンバット」しか残らない未来はあまりに暗すぎる。

バトルギア3

こいつだけ妙に毛色が違ふけれども、敢へて試してみた。初めて「GTフォースプロ」で走つてみたら、これがもうアーケード版そつくりなのな。但しサイドブレーキは流石に無理。ああ、こんなことなら「BG3」の為に「GTFP」を買つておくべきだつたかも。さすがに今更要らんけれどもな。
久々に走つてみたら、あまりのビックリ挙動に笑つた。ブレーキングからターンインまでは意外にちやんとしてゐて、体感的には「GT4」よりもまともなくらゐなんだけど、そこからカウンターを当てた瞬間、ノーズがピタッと止つてモリモリ加速を始める。わははは。そんな馬鹿な。でも楽しい。比類なき「頭文字D」体験ゲームだ。
あと、コクピット視点の雰囲気は「PGR3」や「TDU」ほどではないけれど、必要にして十分。マツダロータリー車ならブザーだつてきちんと鳴る。
以前のベストな走りのゴーストリプレイを再生してみた。もう痺れるほど格好いいね。
しかしシステムメニューのネットワーク関連項目が最早全く使へないことに寂しさを感じる。「アーケードで出した自分の記録のリプレイデータを家で見られる」なんて、それだけで夢の様なソフトだつたんだぜ?

Forza Motorsport2

そして「Forza2」へ。
ああ、自動車つてかういふ動きなんだよなー。アクセルをパーシャルに保つて限界を探りながらコーナーを抜ける。そのために必要な情報が、画面とステアリングコントローラとスピーカから余さずもたらされる。説得力がまるで違ふよね。現時点で、家庭用ゲーム機で遊べるものとしては文句無く一番だ。
長い長い時間をかけて段階的に遊んできたゲームを短時間で一気に遊ぶと、本当に「これほどまでに違ふものなのか」と驚いた。時間の都合で「R:RE」や「ドライビングエモーション TYPE-S」、そして「セガGT」などは試せなかつた。また後で試してみよう。

*1:これは「吹飛び方」だけに限る話。タイヤから得られるインフォメーション自体は「TDU」の方が上

E3開催中

yms-zun2007-07-11

「PGR4」の画像やらムービーやらが色々上つてきてゐる。オートバイと自動車の混走は本格的にやつてくるやうだ。
なんといふか、メーカー違ひの「TDU」も含め、一作出るごとに着実に「(所謂次世代)ゲーム機でできる楽しいこと」の水準が上つていく感じがするね。少し前までは正直「PGR3」と大差がない様なら4は要らないかな、と思つてゐたけど、今は楽しみで仕方がないよ。ゲーム挙動とはいへ「PGR」の方向性は不快な味付けではないし。

今日のゲーム(十月二十七日)

プロジェクト・ゴッサム・レーシング3(Xbox360,Microsoft,ASIN:B000BNBB0Y)PGR3-プロジェクト ゴッサム レーシング 3- - Xbox360

で、DVDドライブに何が入つてたを確かめるべく起動したらこれだつた。まあ、これか「Over G」のどちらかしかないけれど。どちらも遊び始めれば面白いですよ。
プラチナメダル狙ひでタイムアタックを数本。結局二つしか獲れなかつたが、少しづつ速くなるのを実感するのは楽しい。特にコーナーを一段高いギアで曲がれるラインを見つけたときは堪らない。最適化の喜びといふと、まづ何をおいてもこれかなあ。
かういふ気持ちをわやにするからセッティングとかは嫌ひ。もちろん、セッティングを煮詰めるのも最適化の喜びには違ひないけれど、ゲームの場合は最適解が用意されてゐて、そこから引き算した状態のものを手渡されてゐる様にしか感じられないから萎える。まあ、それはあくまで感じ方の問題か。

ピンキーストリート キラキラ☆ミュージックアワー(NDS,dimple,ASIN:B000FJ8D8C)ピンキーストリート キラキラ☆ミュージックアワー (初回限定版:ピンキーフィギュア付)

久しぶりに買つたパッケージソフトがこれですかい。
Pinky:st.は、出始めの何種類かを店に行つたら売つてたのでいくつか買つて適当にパーツを組替へて遊んで一日で飽きたといふレベルではあるけれど、まあ気に入つてゐた。ワンオフ的なスペシャルバージョンとかワンフェスで売つてるキャラ物のカスタムパーツにはほとんど興味なし。なんかさういふのとは違ふ感じ。
んでまあ、このソフトも店に行つたら売つてたので買つた。音ゲーといふかリズムゲーだし。
大まかな構成は「押忍! 戦え!! 応援団」に似てる感じ。いや、絵ぢやなくて。マップ上のステージを選んでライバルキャラと対戦。それぞれのステージごとにショップとかガチャガチャがあつて、本物のピンキーよろしくコスチュームとか小物を集めて主人公のルックスを自由にあれこれできるのが特徴。
CGキャラのモデリングは、DSでよくぞここまでといふレベルでよく出来てる。DSのくせにトゥーンレンダリング風の輪郭線まで出してるし、ライブが始まるときにはライティングのコントロールまでやつてゐて、かなり頑張つてる印象。まだ始めたところだから全体のボリュームは分らないけど、交換できるパーツの種類も十分揃つてる予感。ピンキーのゲーム化といふ点では申し分ないんではないか。「ぷよぷよ」みたいな漫才デモも楽しいし。キャラが無表情なのはピンキーだからいいのだ。
リズムゲーとしては、やはり「応援団」といふか「クルクルトゥーン」の様な系統で、他聞に漏れずそれらの欠点まで引き継いでる。何がといふと、操作と演出がかけ離れてゐるために遊んでゐる間はキャラがどんなに踊つてゐてもそれを見る暇がない。それを補ふ為のリプレイが用意されてゐるが、後からそんなの見ても嬉しくも楽しくもないんだよな。ダンス系のリズムゲーでこの問題を解決してるのつて「スペースチャンネル5」くらゐのものだけど、あれを真似るとあれにしかならないしな。同系に「ユニゾン」なんてのもあるけどあれは超絶覚えゲーであり、一曲分の振り付けを丸暗記せねばならないといふのはもはやゲームの範疇を超えてゐる。
話が逸れた。ゲームのシステム自体も、リズムゲーといふフォーマットで凝つたことをしようとすると陥りやすいところにきつちり陥つてる感じで、要するにあまり曲に乗つてる感じがしない。タッチとスクラッチの見分けとかスクラッチする方向の判断が必要なために、動物的なリズム感とは別のところに意識を割かなくてはならない。この点、すでにジャンルの決定版ともいふべき「リズム天国」が出た後だけに厳しいなと思ふ。
曲の出来は、うーん、どうだろ。「応援団」みたいな全曲歌モノといふのは無茶としても、今ひとつ印象に残りにくいかな。DSの音源で普通の音楽を作ろうとしたら薄味になつた、みたいなイメージ。ピンキーの雰囲気でコテコテといふのもどうかとは思ふのでこんなものか。
まあ、目を三角に釣り上げて遊ぶやうな種類のものではないので思ひ出した時にまつたり遊ぶのがよさげ。
つか、イービルかはいいよイービル。

今日のゲーム(七月十七日)

ジオメトリーウォーズ(Xbox360,Microsoft,ASIN:B000BNBB0Y)PGR3-プロジェクト ゴッサム レーシング 3- - Xbox360

何故それをしたか。所謂「動機」といふやつだ。これほど真実に迫り難いものはない。滅多に記録に残るものではないし、仮令記録に残つたものであつてもそれが真実であるかどうかを確かめることは実質的に不可能である。裁判の記録や提出される証拠ですら例外ではない。動機など、後から如何様にも書き直せる記憶でしかないのだ。
何が言ひたいかといふとですな。
ワシがXbox360を買つたのも
プロジェクタを買つたのも
この部屋に引越したのも
ゲームが好きになつたのも
この世に生まれたことさへも
すべてはこのゲームで遊ぶためだつたと
今なら言へる。そんな気分。ま、引越から下は流石に言ひすぎだが。
これで遊べる自分は世のゲーム好きの中で512人中任意の64人目くらゐに幸せだ。つか、間違ひなく自分が一番お目出度い。
今日のスコアは350,485点。コンスタントに二十万点を越せる様になつた辺りから脳が何かにやられた感じだ。

プロジェクト・ゴッサム・レーシング3(Xbox360,Microsoft,ASIN:B000BNBB0Y)PGR3-プロジェクト ゴッサム レーシング 3- - Xbox360

オンライン対戦をぼちぼちと。絡まれると不必要に弱いので、ぶつけられ馴れしないと成績も伸びんし精神的にもよくない。しかし上級プレイヤーの実況TV見ててもニュルのビードルシケインを特攻狙ひでショートカットしてたりする。さういふゲームだからと思つても、やはり萎える。
もちろんナイスバトルに恵まれる機会もないではないが、さういふ時にスッと意志をコメントできるアレなナニが自分になくて、ボイスチャット怖い怖いヒー。


自分のアレなナニでは「イットワズクール」すら思ひつけないわけで‥‥むしろ日本語で「すげー」と呟いた方がまだよいのかもしれない。とりあへずぶつけた時に「sorry」くらいは言へるやうにはなつときたいな。ぶつけられた時に同じこと言はれて、ムッとした気が和らいだので。

今日のゲーム(七月十六日)

yms-zun2006-07-16

プロジェクト・ゴッサム・レーシング3(Xbox360,Microsoft,ASIN:B000BNBB0Y)PGR3-プロジェクト ゴッサム レーシング 3- - Xbox360

トロフィーをプラチナにすべく難易度をハードコアにしてシングルキャリアをもう一周。むむ、お気入りのマクラーレンF1LMでは辛くなつてきたな。バトル系とスタイル系はまだ何とかなるが、タイムアタック系でノルマクリアするのは無理つぽい。相当頑張つてコンマ二秒遅れとか。仕方ないのでさういふ時だけF50GTに乗換へることにした。
プラチナトロフィーが何箇か獲れたところでオンラインバトルにも挑戦してみた。噂に聞く通り、全く日本人とは当らない。
マッチメイクをランダムにすると、大半はニュルのグランプリコースになるのな。で、周りのクルマはほぼF50GTかメルセデスCLR。最初はいいけどすぐ飽きた。ビギナーのワシの目にワンパターンにしか見えないつてことは、本当にそれしかやつてないんだろお前ら。何かねえ、オンラインゲームに今ひとつ夢を持てない理由の典型例を見る思ひだよ。もう絶対オンでF50なんか乗らねえ。マクラーレン一筋だ。ニュルで勝つのは難しいけど少しテクニカルなストリートで何勝かできたのでそつちで生きるよ。

今日のゲーム(七月十四日)

プロジェクト・ゴッサム・レーシング3(Xbox360,Microsoft,ASIN:B000BNBB0Y)PGR3-プロジェクト ゴッサム レーシング 3- - Xbox360

シルバートロフィーをすべて獲得してシングルキャリアモードを一往はクリアした。有余るクレジットをはたいて片端からクルマを購入する。ガレージが一杯になると勝手に新しいガレージが増える。有金尽きたところでガレージを散策してみると、三つ目のガレージの建物の二階にアーケードゲームの筐体があつた。近付いてみると「Geometry Wars」だつた。ほほう、これが噂の、といふかLive Arcadeで「〜Retro Evolved」のお試し版はダウンロード済だが、まだきちんとは遊んでなかつた。
しばらくこれで遊んで時間を忘れる。やべ、ハマるわこれ。ルールが分ると急に面白くなる。画面も格好いい。効果音に面白味がないのだけが残念だ。
一頻り遊んでから「PGR」に戻つて別のガレージを歩いてゐたら、「誰それがゴッサムTVに出演中」とかテロップが出てきた。何だそれと思つてゴッサムTVとやらを見てみたら、これが面白いのだ。要はこのゲームのトップランカーの対戦プレイをリアルタイムで観戦できるモードなんだな。放つておけば次々と開催中のレースを見ることができる。気分としてはGT選手権、といふよりF1日本GPの前座のインテグラカップとか通りすがりのカート場でたまたま開催されてる草レースみたいに個々のドライバーに対して特に思ひ入れのないレースを無責任にヘラヘラ眺めてる感じ。下手なテレビ番組よりよほど面白いぞ。いや、そこにフレンド登録した誰かが出てたらヘラヘラどころでなく観る方にも熱が入るに違ひない。
オンラインゲームの経験がほぼ皆無だから驚きの連続だ。いやはや全く面白い世の中になつてたんだねえ。