「Forza 7」のアップデートでアルファロメオのジュリエッタが實裝されて、やつたー! と一頻り喜んで走つて動畫を録つてアップした。
そしてアップした動畫を觀てやつと氣付いた。これ、アルファぢやなくね?
どこで間違へたかといふと車種選択の時點でそもそも間違へてゐた。節穴か。節穴なのか。アホにしか見えない楯型のセンターグリルが確かに見えてたんだよ!
スクエニ傘下でアーケード專業となつたタイトーがコンシューマ事業に再參入すると言つて、ニンテンドースイッチ向けに「ダライアスコズミックコレクション」を發賣すると發表したまでは良かつたが、まあどうせタイトーだから情報が出る度にぐんによりするのだらうと思つて靜觀してゐたら案の定その通りになつてぐんによりしてゐる。内容をすべて明らかにする前からアマゾンプライム限定版とか、何考へてんだ。
スイッチで昔のゲームの復刻が好調なのは、矢繼早にタイトルがリリースされたり、發表直後に配信が開始されたり、思ひもよらないものがチョイスされたりといふ他社の實績によるところが大きい。いづれも共通してゐるのは「欲しいと思つたら惱む間もなくその場で手に入る」といふ手輕さだ。それがニンテンドースイッチといふハードの取囘しの良さとマッチして評判を呼んでゐるのだと思ふ。かつてどこにでもあつたゲーセンにフラリと立寄り、コインを投入して遊ぶ感覺に近いそれだ。
それが何だ、このタイトーの振舞ひは。他社の築いたマーケットにタダ乘りした上に、九十年代から何の進歩もない店舗限定版商法とは。アマプラ限定版といふことは、この機を逃した人は永遠にその限定タイトルを入手する手段を失ふといふことだ。ここで限定版を入手した優良客への信義則として、後から誰でも入手できるといふことには絶對ならない。この時期に情報を入手したアマプラ會員以外は全く相手にしてゐない、その条件を滿たしてゐない信者度の低い者は客ではないといふのが現タイトーの見解といふこと。心底呆れた。
アマプラ限定版を買ふ金はある、アマプラ會員でもある俺は、しかしこれに金を拂ふ氣には到底なれない。俺が遊びきれないのにポンポンゲームを買ふのは、ゲームを作る人に報はれて欲しいからだ。今のタイトーはさうした應援に値しない、前世紀の信者商法に頼るただの錢ゲバだ。版權管理だけしてハムスターに任せたままにしておけばまだ良かつたのだ。
「Forza 7」オリジナルコース、ドバイの公道風サーキット。「Forza」シリーズ收録のコースとしては比較的珍しい、「首都高バトル」とか「SEGA TOURING CAR CHAMPI0NSHIP」のエクストラコースの樣な…つまり首都高コースの樣な、高速域のタイヤのグリップを縦と横に簡單に峻別出來ない領域で、擧動が破綻しない樣に繊細にアクセルとブレーキをコントロールしなくてはならない、大變に神經を摺減らすタイプのコースだ。面白いのだけど疲れる。
それはそれとして、この動畫の一周目にタイヤバリアを崩してしまつたのだが、その時に轉がつたタイヤがコース上に立つたまま留まり續けてレースの最後まで誰にも撥ねられることなく居据り續けたのがこのレースのハイライト。
東京五輪期間中は「ネット通販ひかえて」 前回はなかった混雑リスク、協力呼びかけ | ORICON NEWS
つひに五輪の爲に不要不急の消費行動は控へよと言ひ出した。何なんだこれ。自肅五輪。誰の爲の五輪開催か。爲政者が國民の活動を不要不急と斷じるならば國家總動員法を成立してからにしろ。
大阪に出張してた。まあ仕事しかしてない。
ラジコンにさういふのもあつたかね、くらゐの事しか知らないスバル・ブラット。中々痛快な車である。ちよつとリアルで欲しいかも、と思つた。
スタートでべッテルが前に出てハミルトンは出遅れ、ボッタスの先行も許してしまふ。そしてライコネンもハミルトンに竝び、「あ、これ面子的にぶつかる奴や」と思つたら果してさうなつた。ハミルトンはスピンして最後尾に、ライコネンには十秒のペナルティ。
豫選ノータイムのハートレイはピットからスタートして一周でリタイア。フリー走行の、ブレーキング時にフロントサスが捻じ切れるといふヨッヘン・リントの死亡事故を想はされる樣なトラブルがあつてから散々である。
ルクレールがタイヤ交換作業のミスでリタイア、エリクソンが一コーナーでクラッシュ。ザウバーが全滅。エリクソンの事故によるセーフティカ一のサインが出た瞬間、スタンドが沸きに沸いた。それもその筈、ハミルトンが三番手に順位を囘復した。
セーフティカーが解除されてライコネンとフェルスタッペンが激しいバトル。後方、コプスの進入でサインツとグロージャンが接觸、またしてもセーフティカー。あそこは竝んで入つたらあかん。久々にグロージャン砲が火を噴いた。
二度目のセーフティーカーが明け、リーダーボードの下の方が死屍緊々であるが、上位四壹が息詰まるバトルを繰擴げ、ベッテルがボッタスを綺麗に拔いた。フェルスタッペンは單獨スピンでリタイア。タイヤに苦しむボッタスはハミルトンに順位を讓り、ライコネンには拔かれ、リキアルドにも追撃を受ける。タイヤ戰略でしくじつたね。
べッテル優勝、ハミルトン二位、ライコネン三位。スタートで絡んだ二臺が共に表彰臺に乘つた。ライコネンはインタビューで全面的に自らの非を認めたがハミルトンとは目を合せず險惡な雰園氣に。まあさういふこともあつて尚、イギリスGP史に殘る樣な樂しいレースであつた。
「要る」の過去形の「要った」って使う??→西日本と東日本で意見が真っ二つに - Togetter
普通に語の活用形として有り得るし意味に不自然さもないし用例が澤山在るにも關らず、たかが一地方の人らの抱く異和感を以てのみ「變な言葉」の枠に押込めないで欲しい。
どうせ「氣の置けない」とか「ぞつとしない」みたいな捻ねくれた言囘しを好む土地の連中なのだらう。まつたく彼らは鼻持ちならないね。
もつと西の方では活用語形として有得る形の一つ「要らう」も現役。
Nintendo Switch用「アーケードアーカイブス 熱血硬派くにおくん」。今なら少しはゲームとして樂しめるかと思つて買つたが、相變らずよく解らん。俺の中でゲームとして成立してないし、やはり題材が好かん。
世界中で驚かれていた「ピラミッドがこんなに街に近いって知ってた?」という写真:らばQ
ちよいと古い記事だが。でも……なんとなく残念なような、やはりピラミッドの周りは砂漠で囲まれていてほしいと言うか、なかなか歴史的な姿を保つのも大変なようです。
なんて、歴史的な姿も何も、ギザのピラミッドの周りが沙漠に圍まれてゐたことはたぶん歴史上一度もないんぢやないかな。だつてナイル川の河口の三角洲の付根だよ?
今のカイロの都市が出來たのは意外に新しい樣だけど(八世紀頃か?)、それまでだつて大河の河口に近い場所で、別に周邊が沙漠一辺倒つてことはなかつたんぢやないかなあ。街にそこそこ近い便利な處にあつたからこそ、ナポレオンがわざわざ近くで戰爭してた訣だし。
あー、「ひそまそ」の小此木君の氣持惡さの正體が解つた。彼は「日本沈没」の二〇〇六年版の小野寺君なんだ。事態の中心に近いところを漂ひながら事態を傍觀するだけの、作者目線の男キャラつぽい感じ。小野寺君はそれでも最後は事態に殉じる漢氣を與へられたけど、さういふ役までヒロインにさせちやつたんだ小此木君とそれを創つた監督は。まあ映畫のストーリーテラーは得てしてさういふ立ち位置になりがちだけれども。
「Plug&Play 電車でGO!」をやりながら、原宿驛附近の白いプラットフォームを見て
中村氏「あるよねいつも、謎の空間」
杉田氏「さうさうさう、あれは驛ができる豫定だつたのかな」
中村氏「なんだろねー」
杉田氏「禁斷の地エウレカみたいなのかな」
云々。まあ、ある意味禁斷の地ではある。通稱原宿宮廷ホーム、つまり皇室專用のプラットフォームなのである。勿論一般人が立入ることは原則的にない。
さういへばこのゲーム機。俺も買つたはいいけど一度もPlayどころかPlugに到達してもゐないな。
歸る前にお氣に入りの神田珈琲園で一杯、と思つて神田驛に寄つてみたら、高架線の耐震工事の爲に一時閉店とのこと。殘念なり。ちやんと營業を再開してくれるとよいのだが。他に東京で遊ぶ用事も特にないのですぐ歸途についた。在來線でノンビリと。
歸つてからオーストリアGP。昨日は觀られなかつた豫戰決果がこれ。
スタートして一周目、あまりに色々あつて順位が目まぐるしく入替り、何が起きたか追ひ切れなかつた。
十二周目にヒュルケンべルクのパワーユニットが燃え、十五周目にはボッタスが油壓系のトラブルでストップ。これでVSCとなり多くの車がソフトタイヤに交換、これで各車はゴールを目指す。
しかしこの中にあつて、ハミルトンとマグヌッセン、ペレス等はタイヤ交換をしなかつた。これはルイスにとつては手痛い筈。案の定、メルセデスのクルーがハミルトンに對して判斷ミスを認めた。その上でチームは「八秒縮めろ」と無茶な要求。ルイスは「そんなタイムはないよ」。それあさうだ。ハミルトンがタイヤを換へて戻つてみればライコネンとべッテルに挾まれて四番手。勝てるレースをみすみす落した。まさにミス。
五十六周目にリキアルド、五十八周目にはハートレイと、レッドブル勢がレッドブルリンクで次々に姿を消す。そしてつひにハミルトンまでがストップ。マシンに厳しいこのコースはメルセデスを全滅に追ひ込んだばかりか、生き殘つた連中のタイヤにもブリスターを次々に發生させて苦しめた。
サバイバルレースとなつたレッドブルの地元オーストリアで、オランダからやつて來た二萬人もの應援團を味方につけて、フェルスタッペンが今期初優勝。車載カメラ越しにも響いて聴こえるほどのもの凄い歓聲だ。
フェラーリ以下、リタイアしなかつたマシンは同じチームが竝んでフィニッシュ。チェッカーを受けたマシンでチーム順位が互ひ違ひになつた例が一つもないのは實に興味深い。大體のチーム間の序列が明らかになつたとみてよいのかどうか。あまり旋囘性能の問はれないサーキットだから、流石にあまり鵜吞みにはできないとは思ふが。
故あつてチケットを融通されて、WWEの東京大會を生觀戰することに。
兩國國技館に入るのも、プロレスを觀戰するのも初めてのこと。まあ、何も知らないなりに樂しめた。何も知らないといふのも樂しむ爲の手段たり得るな。
てか、あんな巨體の男女があんなに動いて翔んでつてだけでも凄いし毆られたら堪らんだらうに、よく平然と受けられるなあんなの。
DP3 Merrillで連冩してみた。DPでもこんなのを撮れなくもない。
會場が兩國で宿を淺草橋に取つたのにいつもの冩眞を撮る爲だけに淺草に立寄る俺の勤勉さよ。
蹴球の世界大會で日本代表チームが消極的なパス囘しの試合をしたとかで炎上してゐる。
その試合とは別會場の他の國と同得點で終つたため、フェアプレーポイントなる新しい制度によつて差をつけて上のトーナメントに進出した由。それも、試合にリードした状況ではなく對戰相手にリードされた状態で自陣でパスを囘して時間を稼いでわざと試合に敗け、それで上位進出を決めたといふのだから素人には訣が分らない。まあそれが高度な駈引きか何かなのだとして、ルール的にも何ら問題はないのだとして、しかしこれはどうなんだと思ふ理由が一つある。
スポーツの精神とかは一旦置くとして、これ、自分が同じことをされたら詰みになる状況の方が多い訣だらう、常識的に考へて。次は決勝トーナメント、實力は凡そ周りの方が上、たぶん先に點を取られるだらう。そこで相手がパス囘しなんか始めたら、そこで敗けが決まる。決勝トーナメントだし相手はフェアだからそんな事はしないだらう、と考へてゐるならそれはもう完全に卑怯者の思考だ。次の試合がまともな競技として成立したなら、それはただ一重に相手の御蔭。卑怯者はそれに乘つかつただけにしかならぬ。今囘の試合も他會場の成行きに乘じたものだし、それに留まらず次の試合の流れまで相手の對應に委ねてしまつた訣だ。
生殺與奪は相手次第で手許に有效なカードがある訣でもない。相手の良識につけこんで勝ち目もない捨て身の作戰をとることを、我が國で何と呼ぶかといふと、それは「特攻」である。この國の人として、それで良かつたの? と首を傾げざるを得ないが、これが習ひ性といふものだらうか。そして、球蹴ることと何の關係もないぢやんこれ。